信託財産留保額とは?しんたくざいさんりゅうほがく
信託財産留保額とは、投資信託を換金(解約)するときに差し引かれる費用。解約に伴う売却コストを、途中で抜ける人に負担してもらうための仕組みで、差し引かれた分は販売会社の収入ではなく信託財産の中に残り、そのまま保有し続ける投資家の利益になる。
FP3級を最短で暗記・合格する →信託財産留保額の具体例は?
基準価額10,000円で0.3%の信託財産留保額がある場合、解約時の受取単価は実質9,970円になる。短期間で乗り換えを繰り返すほどこの負担が積み上がるため、長く持つ前提で商品を選ぶ理由の一つになる。
信託財産留保額は試験でどう引っ掛けられる?
差し引かれた金額は運用会社や販売会社の手数料収入にはならず、信託財産に留保される点が問われる。またすべての投資信託にあるわけではなく、設定していないファンドも多い。購入時ではなく換金時の費用。
信託財産留保額と関連する用語は?
信託財産留保額が出た過去問は?
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問12(IPA)解説で登場
投資信託を購入する際には、購入時手数料とあわせて、1カ月分の運用管理費用(信託報酬)を支払う必要がある。
正解:誤り(×)
要点:信託報酬は保有中に毎日差し引かれる
誤りです。運用管理費用(信託報酬)は購入時にまとめて払うものではなく、投資信託を持っている間ずっと、毎日少しずつ信託財産から自動的に差し引かれます。請求書が届くわけではなく、差し引かれた後の基準価額が公表されるので気づきにくいコストです。年率1%なら100万円あたり年1万円が引かれ続ける計算になります。購入時手数料(買うとき)、信託報酬(持っている間)、信託財産留保額(売るとき)と、かかる場面で整理して覚えます。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問7(IPA)解説で登場
投資信託の費用に関する下表の空欄(ア)~(ウ)にあてはまる語句として、最も適切なものはどれか。
正解:(イ)毎日
要点:信託報酬は毎日、信託財産留保額は解約時
(ア)購入時手数料がかからない投資信託はノーロード(ノーロードファンド)と呼ばれます。オープン型はいつでも追加購入できる追加型投資信託を指す別の分類なので誤りです。(イ)運用管理費用(信託報酬)は信託財産から毎日差し引かれるため正しい。基準価額はこれを差し引いた後の数値です。(ウ)信託財産留保額は、途中で換金する人と残る受益者の公平を保つために、一般に解約(換金)時に差し引かれます。償還時ではないので誤りです。よって適切なのは(イ)で2が正解です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。