セットバックとは?せっとばっく
セットバックとは、幅員4m未満でも建築基準法上の道路とみなされる道(2項道路)に接する敷地で、建て替えのときに敷地を後退させること。原則として道路の中心線から2m下がった線が道路の境界とみなされ、後退部分は敷地面積に算入できない(建蔽率・容積率の計算から外れる)。
FP3級を最短で暗記・合格する →セットバックの具体例は?
幅3mの道に面した実家を建て替えるとき、中心線から2m下がる=自分の敷地を0.5m分道路として提供することになる。敷地100㎡のうち5㎡が使えなくなり、建てられる建物が少し小さくなる。向かい側の家も建て替えのときに下がるので、時間をかけて道幅が4mに広がっていく。
セットバックは試験でどう引っ掛けられる?
「後退部分も敷地面積に入る」は誤り。算入できないのが要点。また、道の反対側が川やがけの場合は、その側から一方的に4mを確保する(自分の側が4m分下がる)扱いになる。
セットバックと関連する用語は?
セットバックが出た過去問は?
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問52(IPA)解説で登場
建築基準法によれば、都市計画区域および準都市計画区域内にある建築物の敷地は、原則として、幅員( ① )以上の道路に( ② )以上接していなければならない。
正解:① 4m ② 2m
要点:接道義務は幅員4m以上に2m以上接する
建築基準法の接道義務です。都市計画区域・準都市計画区域内では、建築物の敷地は原則として幅員4m以上の道路に2m以上接していなければなりません。火事のときに消防車が入り、住人が避難できるようにするためのルールです。接していない土地は建て替えができない(再建築不可)となり、資産価値が大きく下がります。なお幅員4m未満でも一定の道は2項道路として扱われ、道路の中心線から2m下がった線を敷地境界とみなすセットバックが必要になります。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問9(IPA)解説で登場
下記<資料>の甲土地の建築面積の最高限度を算出する基礎となる敷地面積として、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
正解:171㎡
要点:2項道路は中心線から2mまで後退し算入不可
幅員4m未満の道路(建築基準法42条2項道路)に接する敷地は、道路の中心線から水平距離2mまで後退(セットバック)する必要があり、後退部分は敷地面積に算入できません。本問は幅員3mで、道路の中心線は現況道路の中心にあり、向かい側の乙土地も後退します。したがって甲土地の後退幅は、中心線から2m−現況の半分1.5m=0.5mです。甲土地は間口18m・奥行10mなので、後退後の敷地面積は18m×(10m−0.5m)=18×9.5=171㎡。よって3が正解です。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。