情報セキュリティインシデントとは?じょうほうせきゅりてぃいんしでんと
情報セキュリティインシデントとは、望まない、または予期しない情報セキュリティ事象のうち、事業運営を危うくし、情報セキュリティを脅かす可能性が高いもの。JIS Q 27000での定義で、マルウェア感染や情報の漏えい、不正アクセスのように、対応手順を起動して記録を残す対象になる出来事を指す。
最終更新:2026-10-09
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セキュリティに関わる出来事は毎日大量に起きるが、そのすべてに緊急対応をかけていては人手が足りない。そこで、単なる出来事である事象と、組織として手を打つべきものとを線引きし、後者に名前を付けて対応の入口とした。線引きの基準を先に決めておくことで、判断する人が変わっても対応の開始が遅れないようにしている。
具体例
JPCERTコーディネーションセンターは、マルウェア感染やフィッシングサイトの設置などの届出を国内から受け付け、影響範囲の調査や関係機関との調整を行っている。企業内でも同じように、受付・記録・影響調査・復旧の手順を決めておく。
試験での引っ掛け
情報セキュリティ事象との区別が問われる。事象のほうが範囲が広く、そのうち被害や違反につながる可能性が高いものだけがインシデントになる。実際に被害が出たかどうかで決まるのではなく、疑いの段階でもインシデントとして扱う点に注意する。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問42(IPA)
出典:令和8年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目B 問6(IPA)
A社は、従業員1,000名の広告代理店である。A社では、各部署がA社の社内ネットワークに設置したファイルサーバを、設置した部署の運用担当者が管理している。各部署…
正解:(二),(四)
要点:ログのアクセス管理は担当者限定と複数名体制が要件
ルール3はログへのアクセス管理を定めた項目で、運用担当者だけがアクセスできること、エクスポート先でも同様に限定すること、運用担当者を複数名にすること、運用担当者のログインに2要素認証を用いることを求めています。項番(二)は運用担当者が1名だけになっており「複数名にすること」に違反します。項番(四)はエクスポートしたログをYサーバに置いていますが、Yサーバは営業部の全従業員が全ファイルを編集できる状態なので、運用担当者だけがアクセスできる保管になっていません。よって(二)と(四)の組合せが正解です。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (1) 情報セキュリティ管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。