CSIRTとは?しーさーと
CSIRTとは、Computer Security Incident Response Teamの略で、社内でセキュリティ事故が起きたときに情報を集約し、原因の分析から封じ込め・復旧・再発防止まで指揮する常設のチーム。事故が起きていない時期も脆弱性情報の収集や訓練を担い、外部の調整機関との連絡窓口にもなる。
最終更新:2026-10-09
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セキュリティ事故は起きてからの数時間で被害の広がりが決まるが、そのとき誰が判断し誰が外部へ知らせるかが決まっていないと、部署間の調整だけで時間が過ぎてしまう。役割と連絡先をあらかじめ束ねた常設のチームを置くのはこのためで、外部の調整機関と情報をやり取りする窓口としても機能する。
具体例
社内PCのマルウェア感染の報告を受け、その端末をネットワークから切り離し、ログから侵入経路と他端末への広がりを調べ、復旧手順を示す。日本ではJPCERT/CCが調整機関、IPAがJ-CSIP(サイバー情報共有イニシアティブ)などの情報共有の枠組みを運営しており、これらと連携する。
試験での引っ掛け
攻撃者を追跡して反撃する組織ではない。常時の監視を担うSOC(Security Operation Center)と、事故対応の司令塔であるCSIRTは役割が異なり、入れ替えた選択肢が出る。設置は情報システム部門の中に限らず、広報や法務も含めた全社横断の体制にするのが原則である。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問42(IPA)
CSIRTの説明として、適切なものはどれか。
正解:企業内・組織内や政府機関に設置され、情報セキュリティインシデントに関する報告を受け取り、調査し、対応活動を行う組織の総称である。
要点:CSIRTはセキュリティ事故の受付・調査・対応を担うチーム
CSIRT(Computer Security Incident Response Team)は、組織内で発生した情報セキュリティ事故の届出を受け付け、原因を調査し、封じ込めや復旧、再発防止までの対応を担うチームの総称である。企業内、政府機関、地域単位など設置形態は様々で、平時には脆弱性情報の収集や注意喚起も行う。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問40(IPA)
組織的なインシデント対応体制の構築や運用を支援する目的でJPCERT/CCが作成したものはどれか。
正解:CSIRTマテリアル
要点:CSIRTマテリアルはインシデント対応体制づくりの手引き
インシデント対応チームを組織内に作ろうとする際、必要な役割・体制・運用手順の考え方を段階的にまとめた資料である。構想・構築・運用の各段階に分けて実務的な手引きを示している点が特徴になる。
出典:令和8年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問10(IPA)
情報セキュリティに関する専門組織の説明のうち,CSIRTの説明として,最も適切なものはどれか。
正解:発生したセキュリティインシデントに対し,インシデント対応を行う組織
要点:CSIRTは発生したインシデントへの対応を担う組織
CSIRTは、実際に発生したセキュリティインシデントに対応することを主な役割とする組織である。検知後の初動対応、被害の封じ込め、復旧、再発防止まで一連の対処を担う。日常的な監視・分析を担うSOCや、自社製品の脆弱性に対応するPSIRTとは役割が異なる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 2. 情報セキュリティ管理 > (6) 情報セキュリティ組織・機関に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。