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JIS Q 27000とは?

JIS Q 27000は、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)に関わる規格群の全体像と、そこで使う用語の定義をまとめた日本産業規格で、国際規格 ISO/IEC 27000 を日本語にしたものである。規格の名前も「情報セキュリティマネジメントシステム-用語」となっている。基本情報技術者試験では、この規格での定義文を示して「どの用語か」を答えさせる問題が繰り返し出る。主な定義は次のとおり。情報セキュリティは、機密性(認可されていない者に情報を使わせず、開示しない特性)・完全性(正確さ及び完全さの特性)・可用性(認可された者が要求したときにアクセス・使用できる特性)を維持することで、加えて真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性を含めることもある。真正性は「エンティティ(人・組織・機器など)は、それが主張するとおりのものであるという特性」、信頼性は「意図する行動と結果とが一貫しているという特性」である。リスクレベルは「結果とその起こりやすさの組合せとして表現される、リスクの大きさ」と定義される。

最終更新:2026-10-09

試験情報

基本情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2019年度)。

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:ISO/IEC 27000、JIS Q 27000:2019、JIS Q 27000:2014

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背景

同じ「リスク」「信頼性」という言葉でも、人や組織によって指す内容がずれると、要求事項(27001)や管理策の手引き(27002)を読んだときに解釈が食い違う。規格群の中で言葉の意味を1か所に固定しておくために、用語だけを定める規格が置かれた。

具体例

Amazon を名乗る偽のメールに書かれたリンク先が、本物そっくりのログイン画面を出す偽サイトだったとする。このサイトは「Amazonである」と主張しているが実際は違うので、JIS Q 27000 の言葉では真正性が欠けている状態にあたる。本物のサイトでも、注文を確定したのに処理が途中で止まる不具合が繰り返し起きれば、意図した行動と結果が一致しないので信頼性の問題になる。

試験での引っ掛け

真正性と信頼性の定義を入れ替えた選択肢がよく出る。「主張するとおりのもの」が真正性、「意図する行動と結果とが一貫」が信頼性である(基本情報技術者試験 2018年秋 午前 問39)。また否認防止は「起きた事象とそれを起こした者を後から証明できる能力」で、真正性とは別の特性である。27000は用語の規格で、認証の審査基準(要求事項)は27001である。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では3回出題(2018年度〜2019年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 真正性と信頼性の定義を入れ替えた選択肢がよく出る。