出力装置とは?しゅつりょくそうち
出力装置とは、コンピュータの5大装置のひとつで、処理した結果を人や外部の機器が受け取れる形に変換して外へ送り出す装置。ディスプレイ、プリンタ、スピーカーが代表例である。制御装置の指示を受け、記憶装置に置かれたデータを文字・画像・音・電気信号へ変えて渡す。入力装置と対になり、コンピュータと外界の境界を作る。
最終更新:2026-10-09
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コンピュータの内部にあるのは電気信号としての0と1だけで、そのままでは人にも周辺機器にも意味が伝わらない。処理を速く保つには内部の表し方を単純なままにしておきたい一方、結果は人が読める形でなければ役に立たない。この二つの要求を同じ場所で満たそうとせず、変換だけを担当する装置を外側に置いて切り分けた。5大装置という分け方自体が、データがどこから入ってどこへ出るかで役割を切った整理である。
具体例
セイコーエプソンのプリンタやシャープの液晶ディスプレイが典型で、工場ではプログラマブルコントローラがモータへ送る制御信号も出力にあたる。スマートフォンの画面はタッチセンサーを重ねているため、入力装置と出力装置を1枚で兼ねている。
試験での引っ掛け
記憶装置と混同しやすい。ハードディスクやSSDはデータを書き込む先だが分類は補助記憶装置であり、出力装置には含めない。5大装置のうち演算装置と制御装置がCPUにあたることも合わせて問われる。プリンタは出力、スキャナは入力と、装置ごとにデータの向きを押さえる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)
入出力管理におけるバッファの機能として,適切なものはどれか。
正解:入出力装置と処理装置との間に特別な記憶域を設け,処理速度の違いを緩和する。
要点:バッファは処理装置と入出力装置の速度差を吸収する記憶領域
入出力装置は処理装置に比べて非常に遅いため、直接やり取りすると処理装置が待たされて効率が落ちる。そこで両者の間に一時的な記憶領域を設け、データをいったんそこへ溜めてからまとめて受け渡す。これがバッファで、速度差を吸収して処理装置を待たせずに動かし続けることが目的である。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)
ソフトウェア制御における、ポーリング制御はどれか。
正解:CPUが状態レジスタ又はビジー信号などを読み出して、入出力装置の状態を監視する。
要点:ポーリングはCPUが自ら状態を読みに行く監視方式。割込みの対
ポーリングは、CPU側が周期的に相手の状態レジスタやビジー信号を読みに行き、入出力の準備完了などを確認する制御方式である。相手からの通知を待つ割込み方式と対になる考え方で、実装は単純だが状態確認のためにCPU時間を消費する。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問17(IPA)
スプーリング機能の説明として,適切なものはどれか。
正解:主記憶装置と低速の入出力装置との間のデータ転送を,補助記憶装置を介して行うことによって,システム全体の処理能力を高める。
要点:スプーリングは補助記憶を介して低速装置との速度差を吸収する
スプーリングは、印刷などの低速な入出力を待つ間CPUが遊ばないよう、いったん磁気ディスクなどの補助記憶へ書き出しておき、装置の都合に合わせて後から出力する仕組みである。これにより処理装置と入出力装置の速度差が吸収され、システム全体の処理効率が上がる。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)解説で登場
アクチュエータの説明として、適切なものはどれか。
正解:エネルギー発生源からのパワーを、制御信号に基づき、回転、並進などの動きに変換する。
要点:アクチュエータは制御信号を実際の動きに変える出力装置
アクチュエータは、制御信号を受けて電気や油圧などのエネルギーを回転や直線運動といった実際の動きに変換する装置である。モータやシリンダが代表例で、外界の状態を電気信号に変える入力側のセンサと対をなす、出力側の要素である。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 1. プロセッサ > (2) コンピュータの構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。