ROEとは?あーるおーいー
ROE(Return On Equity:自己資本利益率)は、株主が出したお金(自己資本)に対して、会社が1年間にどれだけの当期純利益を上げたかを示す収益性の指標で、当期純利益÷自己資本×100(%)で求める。分母を総資産にしたROA(Return On Assets:総資産利益率)と並んで出題される。当期純利益で計算したROAを使うと、ROE=ROA×(総資産÷自己資本)と分解できる。つまり稼ぐ力が同じでも、借入れ(負債)を増やして自己資本の割合を下げるとROEは高く出る。自己資本は貸借対照表から、当期純利益は損益計算書から取る。
最終更新:2026-10-10
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利益の金額だけを見ると、元手の大きい会社ほど有利に見え、規模の違う会社どうしを比べられない。株主から見て「出したお金がどれだけ効率よく利益に変わったか」を割合で比べるために、この指標が使われてきた。日本では2014年に経済産業省のプロジェクトがまとめた「伊藤レポート」が、日本企業は最低限8%を上回るROEを目指すべきだと示し、ROEを経営目標に掲げる上場企業が増えた。
具体例
自己資本が500億円、当期純利益が50億円の会社のROEは、50÷500×100=10%。この会社の総資産が1,000億円なら、ROAは50÷1,000×100=5%で、総資産÷自己資本=2なので、5%×2=10%とROEに一致する。上場企業が決算のたびに出す決算短信の1枚目には、ROEが「自己資本当期純利益率」という名前で載っている。
試験での引っ掛け
分母の取り違えが定番:ROEの分母は自己資本、ROAの分母は総資産(負債+自己資本)。また「ROEが高い=財務が安全」は誤り。借入れを増やして自己資本比率が下がるとROEは上がるので、安全性は自己資本比率や流動比率で見る。ROEは収益性の指標で、安全性の指標ではない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。