流動比率とは?りゅうどうひりつ
流動比率とは、企業の短期的な支払い能力(安全性)を測る指標で、流動比率=流動資産÷流動負債×100(%)で求める。流動資産は1年以内に現金にできる資産(現金・預金、売掛金、在庫など)、流動負債は1年以内に支払う必要がある負債(買掛金、短期借入金など)で、どちらも貸借対照表(決算日の財産と借金の一覧)から拾う。100%を下回ると、1年以内に払うお金を1年以内に入るお金でまかなえないことになり、一般に200%程度あれば余裕があるとされる。試験では、貸借対照表の数字から計算させる問題と、自己資本比率・当座比率との区別が問われる。
最終更新:2026-10-10
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利益が出ていても、手元の資金が足りず支払いができなければ会社は倒産する(いわゆる黒字倒産)。損益計算書の利益だけでは資金繰りの危うさが見えないため、銀行や取引先は貸借対照表から「近いうちに払う額」と「近いうちに入る額」を比べて安全性を判断する。
具体例
任天堂は現金・預金を厚く持つ会社として知られ、流動資産が流動負債を大きく上回るため、流動比率は数百%に達する。ゲーム機の売れ行きで業績が大きく揺れる業種なので、不振の年でも支払いに困らないよう手元資金を多く持つ方針をとっており、それが流動比率の高さに表れている。
試験での引っ掛け
当座比率との取り違えが定番。当座比率は分子を当座資産(流動資産から在庫などを除いた、すぐ現金になる資産)にした指標で、在庫が売れ残っていると流動比率だけが高く見える。自己資本比率(自己資本÷総資産)は長期の安全性を見る別の指標で、分母が違う。式の分子と分母を逆にした選択肢(流動負債÷流動資産)にも注意。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。