LPWAとは?えるぴーだぶりゅーえー
LPWAとは、Low Power Wide Areaの略で、「消費電力が小さく、数kmから数十kmという広い範囲に電波が届く」無線通信方式をまとめた呼び名。通信速度は数kbpsから数百kbps程度と遅い代わりに、乾電池1本で数年動くセンサ機器を作れる。FEではIoT(モノのインターネット)向けの通信として、Wi-Fi・Bluetooth・5Gなど他の方式との使い分けを問われる。
最終更新:2026-10-09
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水道メータや畑の温度センサのように、屋外に何千台と置いて1日に数回だけ小さなデータを送る機器では、電源工事もできず、電池交換に人手をかけることもできない。スマホ向けの回線は速い代わりに電力を食い、Wi-FiやBluetoothは届く距離が短いため、どれも合わなかった。そこで速度を思い切って捨て、電力と距離に全振りした方式が2010年代に相次いで登場した。IoTの普及とともに、シラバスのモバイル通信の項目に加わっている。
具体例
東京ガスなどが進めるガスのスマートメータは、各家庭のメータがLPWAで使用量を送り、検針員が訪問しなくても集計できる仕組みである。代表的な方式には、免許不要の電波を使うLoRaWANやSigfox、携帯電話網の一部を使うNB-IoT(ドコモ・KDDI・ソフトバンクが提供)がある。研究室でも、Arduino互換ボードにLoRaモジュールを付けて屋外の環境データを集める使い方ができる。
試験での引っ掛け
「広い範囲に届く=高速」と結び付けるのが典型的な誤り。LPWAは速度を犠牲にして低消費電力と長距離を得る方式なので、映像配信や大容量のダウンロードには使えない。「高速・大容量・低遅延」の5Gとは目的が正反対である。また、LPWAは特定の1つの規格名ではなく、LoRaWAN・Sigfox・NB-IoTなどを含む分類の名前である。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. ネットワーク応用 > (6) モバイルシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。