IPアドレスとは?あいぴーあどれす
IPアドレスとは、ネットワークにつながった機器を識別するために割り当てる番号。IP(Internet Protocol:インターネットの通信の約束ごと)でデータの宛先として使う。IPv4は32ビットで、192.168.1.10のように8ビットずつ区切って10進数で書く。IPv6は128ビットで、IPv4のアドレス不足に対応する。IPアドレスは「どのネットワークか」を表すネットワーク部と「その中のどの機器か」を表すホスト部に分かれ、境目はサブネットマスク(ネットワーク部の長さを示す値)で示す。インターネットで重複が許されないグローバルIPアドレスと、組織の中だけで使うプライベートIPアドレスがある。
最終更新:2026-10-10
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機器に固定されたMACアドレス(ネットワーク機器ごとの製造番号)は、どのネットワークにあるかを表さないため、途中の中継機器が道順を決められない。「どのネットワークの、どの機器か」が読み取れる番号として設計された。
具体例
学内Wi-Fiにつないだノートパソコンには、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol:IPアドレスを自動で配る仕組み)から10.0.5.23のようなプライベートIPアドレスが配られる。学外のサイトへ出るときは、大学の出口にあるルータがNAT(Network Address Translation:アドレスを付け替える仕組み)でグローバルIPアドレスに変換する。
試験での引っ掛け
IPアドレスを見て転送先を決めるのはルータ(ネットワーク層)で、ブリッジやスイッチングハブはMACアドレスを見て中継する(データリンク層)。アドレスの長さはIPv4が32ビット、IPv6が128ビットで、IPv6はIPv4の4倍の長さである。2つの数字を入れ替えて覚えないように注意する。人が読むためのドメイン名をIPアドレスに変えるのはDNS(Domain Name System)である。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問31(IPA)解説で登場
二つのLANセグメントを接続する装置Aの機能をTCP/IPの階層モデルで表すと図のようになる。この装置Aはどれか。
正解:ルータ
要点:ルータはインターネット層、ブリッジやスイッチはリンク層で中継
図の装置はインターネット層まで処理していることが読み取れる。インターネット層すなわちIPアドレスを見て転送先を決める中継装置はルータである。リンク層までしか持たない装置ではネットワークをまたぐ経路選択ができない。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問32(IPA)
TCP/IPネットワークにおいて,IPアドレスを動的に割り当てるプロトコルはどれか。
正解:DHCP
要点:DHCPはIPアドレス等の設定情報を動的に貸し出す
起動した端末に対してIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどの設定情報を自動的に貸し出すプロトコルがDHCPである。管理者が端末ごとに手作業で設定する必要がなくなり、限られたアドレスを使い回せる利点がある。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問33(IPA)
プライベートIPアドレスをもつ複数の端末が,一つのグローバルIPアドレスを使ってインターネット接続を利用する仕組みを実現するものはどれか。
正解:NAPT
要点:NAPTはポート番号も変換し1つのグローバルIPを共用する
NAPTは、IPアドレスの変換に加えてポート番号も同時に書き換えることで、内部の複数端末を1つのグローバルIPアドレスに対応付ける。戻りの通信はポート番号の対応表をたどって元の端末へ振り分けられる。IPマスカレードとも呼ばれ、家庭用ルータの標準機能になっている。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問34(IPA)
IPアドレス192.168.57.123/22が属するネットワークのブロードキャストアドレスはどれか。
正解:192.168.59.255
要点:/22はブロック幅4で56〜59が同一ネットワークになる
プレフィックス長22は、第3オクテットの上位6ビットまでがネットワーク部であることを意味する。57を2進数にすると00111001で、下位2ビットを0にしたネットワークアドレスの第3オクテットは56となる。ホスト部を全て1にすると第3オクテットは59、第4オクテットは255となり、ブロードキャストアドレスは192.168.59.255である。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問33(IPA)
IPv4において、インターネット接続用ルータのNAT機能の説明として、適切なものはどれか。
正解:プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。
要点:NATはプライベートIPとグローバルIPを相互変換する
NATは、社内で使うプライベートIPアドレスと、インターネット上で通用するグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。限られたグローバルアドレスを多くの端末で共用でき、外部から内部アドレスが直接見えなくなる副次的効果もある。ポート番号も併せて変換して1つのグローバルアドレスを多数の端末で共用する方式はNAPT(IPマスカレード)と呼ばれる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。