DNSキャッシュポイズニングとは?でぃーえぬえすきゃっしゅぽいずにんぐ
DNSキャッシュポイズニングとは、DNSキャッシュサーバに偽の名前解決情報を覚え込ませ、利用者を攻撃者のサーバへ誘導する攻撃です。正しいURLを入力しても偽サイトに着くため、利用者側からは見破りにくいのが厄介な点。対策の本命はDNSSEC(DNSの応答にディジタル署名を付けて正しさを確かめる仕組み)による応答の署名検証です。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
DNSは、問合せのたびに他のサーバを順にたどると遅く負荷も大きいため、キャッシュサーバが結果を覚えて使い回す。ところが応答には本物かを確かめる手段がなく、偽の応答が一度入ると、有効期限まで多くの利用者にそのまま配られてしまう。この弱点を塞ぐため、応答に署名を付けて検証する仕組みが求められた。
具体例
攻撃者が問合せに先回りして偽の応答を返し、キャッシュに残った偽IPが有効期限まで使われる。結果として全社の利用者が偽サイトへ誘導されます。緩和策として、問合せ元ポートのランダム化と、外部からの再帰問合せ(利用者の代わりにDNSサーバが他のサーバを順にたどって答えを探す問合せ)を受け付けないことがあります。
試験での引っ掛け
偽装されるのはWebサーバではなくDNSサーバのキャッシュです。またDNSSECは「DNSの通信を暗号化する仕組み」ではなく、応答の正当性をディジタル署名で検証する仕組みである点が頻出の誤答ポイントです。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問37(IPA)
DNSキャッシュポイズニングに分類される攻撃内容はどれか。
正解:PCが参照するDNSサーバに偽のドメイン情報を注入して、利用者を偽装されたサーバに誘導する。
要点:DNSキャッシュポイズニングは偽の名前解決結果を覚えさせる攻撃
DNSキャッシュポイズニングは、DNSキャッシュサーバに偽の名前解決結果を覚え込ませる攻撃である。以後そのサーバを参照する利用者は、正しいドメイン名を入力しても攻撃者が用意した偽サイトへ誘導され、認証情報などを盗まれる。ソース ポートの無作為化やDNSSECの導入が対策となる。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問35(IPA)解説で登場
攻撃者が用意したサーバXのIPアドレスが、A社WebサーバのFQDNに対応するIPアドレスとして、B社DNSキャッシュサーバに記憶された。これによって、意図せず…
正解:A社Webサーバにアクセスしようとする B社従業員
要点:被害は汚染されたキャッシュを使い、汚染対象名を引く利用者
DNSキャッシュポイズニングで汚染されたのはB社のキャッシュサーバであり、その偽情報を参照するのはB社のキャッシュサーバを使って名前解決する利用者、つまりB社従業員である。さらに、汚染された対応付けはA社WebサーバのFQDNに対するものなので、被害を受けるのはA社Webサーバへアクセスしようとしたときに限られる。両条件を満たすのは、A社WebサーバへアクセスしようとするB社従業員となる。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。