通信回線とは?つうしんかいせん
通信回線とは、コンピュータや通信機器どうしを結び、データを運ぶ伝送路にあたる設備。光ファイバやメタルケーブルを使う有線と、無線LANや携帯電話網を使う無線がある。能力は1秒間に送れるビット数である伝送速度(bps)で表し、ファイルの転送時間を見積もる計算の土台になる。多くは通信事業者から借りて使うため、必要な速度と料金体系をどう選ぶかが問われる。
最終更新:2026-10-10
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コンピュータを1か所に集めて使う形なら、装置内部の配線で足りた。拠点や在宅の端末から同じデータにアクセスする分散した使い方になると、建物や地域をまたぐ伝送路が必要になる。伝送路は電柱や地下の管路といった物理設備で、利用企業ごとに敷設するのは現実的でない。そのため通信事業者の回線を借りる形が定着し、速度・品質・費用の選択が利用側の設計の判断事項になった。
具体例
NTT東日本・西日本の「フレッツ光」は、局舎から建物までを光ファイバで結ぶ回線サービスで、企業はこれにISP(インターネット接続事業者)の契約を組み合わせてインターネットに接続する。回線(フレッツ光)と接続(ISP)は別々の契約である。拠点間を専用線で結べば他社の通信と混ざらない代わりに、費用は共用型より高くなる。
試験での引っ掛け
通信回線(データを運ぶ伝送路)と、その上で動くプロトコルや、ルータ・スイッチなどの接続装置は別物である。また伝送速度bpsは1秒あたりのビット数で、ファイルサイズのバイトとは単位が違う。1バイト=8ビットなので100Mbpsは毎秒約12.5Mバイトにあたり、100Mバイトのファイルなら約8秒かかる計算になる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問2(IPA)解説で登場
送信側では、ビット列をある生成多項式で割った余りをそのビット列に付加して送信し、受信側では、受信したビット列が同じ生成多項式で割り切れるか否かで誤りの発生を判断…
正解:CRC方式
要点:生成多項式で割った余りを付けて検査するのはCRC方式
生成多項式による除算の余り(検査ビット)を付けて送り、受信側で割り切れるかを見る方式は巡回冗長検査(CRC)である。バースト誤りの検出に強く、通信回線やディスクの誤り検出に広く使われる。誤りの検出はできるが訂正はできない点も押さえておきたい。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問26(IPA)
1.5Mビット/秒の伝送路を用いて12Mバイトのデータを転送するのに必要な伝送時間は何秒か。ここで、伝送路の伝送効率を50%とする。
正解:128
要点:バイトをビットに直し、効率を掛けた実効速度で割る
データ量をビットに直すと12Mバイト×8=96Mビットである。伝送効率が50%なので実際に使える速度は1.5M×0.5=0.75Mビット/秒となる。したがって所要時間は96÷0.75=128秒である。バイトとビットの換算と、効率による実効速度の低下の両方を忘れないことが要点である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。