固定資産とは?こていしさん
固定資産とは、企業が1年を超えて事業に使う目的で保有する資産。建物・機械・車両などの有形固定資産、ソフトウェアや特許権などの無形固定資産、長期保有の投資その他の資産に分かれる。貸借対照表では流動資産と区別して並べ、価値の減少ぶんを減価償却によって各年度の費用へ配分する。
最終更新:2026-10-09
この語が出る過去問を解く →背景
サーバや工場の設備は、買った年だけでなく何年にもわたって売上を生む。支出した年に全額を費用としてしまうと、その年だけ極端に赤字に見え、翌年以降は費用がかからず利益が出ているように見えてしまう。実態と食い違う数字では、経営の判断にも投資家どうしの比較にも使えない。そこで、長く使う資産は資産として計上し、使う期間へ費用を割り振る扱いが定められた。
具体例
自社で使うためにNECや富士通のサーバを購入すれば有形固定資産となり、法定耐用年数の5年にわたって減価償却する。自社で開発した業務用ソフトウェアも、将来の収益獲得が確実と見込まれる場合には無形固定資産として計上する。
試験での引っ掛け
流動資産と分ける基準は金額ではなく、1年を超えて保有し使うかどうかである。また減価償却の対象は価値が減っていく資産で、土地は時の経過では価値が減らないため償却しない。販売するために持つ商品や製品は棚卸資産であり、固定資産には含まれない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問77(IPA)解説で登場
キャッシュフロー計算書において,営業活動によるキャッシュフローに該当するものはどれか。
正解:商品の仕入による支出
要点:本業の売買・経費は営業CF、資産売買は投資CF
キャッシュフロー計算書は、営業活動・投資活動・財務活動の3区分でキャッシュの動きを表します。営業活動によるキャッシュフローは本業の売買や経費に伴う収支で、商品の仕入による支出はここに含まれます。固定資産の売買は投資活動、株式発行や借入金の返済は財務活動に分類されます。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問58(IPA)
令和2年4月に30万円で購入したPCを3年後に1万円で売却するとき、固定資産売却損は何万円か。ここで、耐用年数は4年、減価償却は定額法、定額法の償却率は0.25…
正解:6.5
要点:売却損=帳簿価額−売却額。定額法は毎年同額を償却
定額法では毎年、取得価額×償却率だけ償却する。30万円×0.250=7.5万円が年間の償却額で、3年間で22.5万円を償却する。したがって3年後の帳簿価額は30−22.5=7.5万円である。これを1万円で売却するので、売却損は7.5−1=6.5万円となる。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 3. 会計・財務 > (1) 企業活動と会計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。