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同値分割とは?どうちぶんかつ

同値分割とは、入力の取り得る値を、プログラムが同じ扱いをするはずのグループ(同値クラス)に分け、各グループから代表の値を1つずつ選んでテストデータにする技法。プログラムの中身を見ずに仕様だけからテストを作るブラックボックステストの代表的な技法である。正しく処理されるべき値のグループ(有効同値クラス)だけでなく、はじかれるべき値のグループ(無効同値クラス)からも選ぶ。

最終更新:2026-10-10

試験情報

基本情報技術者試験の過去問では1回出題され、ほかに2問の解説で触れられています(2016年度〜2022年度)。

基本情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:同値分割法、同値クラス分割

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背景

入力の値をすべて試すことはできない。点数が0〜100点なら101通りで済むが、金額や日付になると桁違いに増える。一方で、同じ処理を通る値をいくつ試しても新しい誤りは見つからない。そこで「結果が同じになるはずの範囲ごとに1つ試せば足りる」と割り切り、少ない件数で仕様の場合分けをもれなく確かめるために生まれた。

具体例

楽天市場の多くのショップは、購入金額が3,980円(税込)以上で送料無料になる。これを処理するプログラムなら、同値クラスは「0円以下(無効:範囲の誤り)」「数値でない入力(無効:形の誤り)」「1〜3,979円(送料あり)」「3,980円以上(送料無料)」の4つに分かれ、代表値として−1円、「abc」、2,000円、5,000円の4件を選ぶ。範囲の誤りと形の誤りはプログラムが別々の扱いをする(前者は金額の範囲を確かめる処理ではじき、後者は数値かどうかを確かめる処理ではじく)ので、1つの無効クラスにまとめず分けて試す。境目の3,979円と3,980円を足すのが限界値分析で、両方を組み合わせて使うのが普通である。

試験での引っ掛け

限界値分析との区別が定番。同値分割はグループの中から代表値を選び、限界値分析はグループの境目のすぐ内側と外側の値を選ぶ。また、有効な値だけを試して無効同値クラスを忘れる誤りもよく問われる。ブラックボックステストの技法なので、「命令をすべて通るようにデータを作る」(命令網羅)のようなプログラムの内部を見る技法とも混同しない。稼働中のシステムから実データを無作為に抜き出す方法は、場合分けを網羅できないので同値分割ではない。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では1回出題(2016年度〜2022年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 限界値分析との区別が定番。