ブラックボックステストとは?ぶらっくぼっくすてすと
ブラックボックステストとは、内部の作りには立ち入らず、仕様どおりの入力に対して期待した出力が返るかという外から見える振る舞いだけを確かめるテスト技法。同じ扱いになる入力をまとめて代表値で試す同値分割と、まとまりの境目の値を狙う限界値分析(境界値分析)が代表的な設計手法である。
最終更新:2026-10-09
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作った本人が中身を見ながらテストすると、自分が想定した道しか通らず、仕様の読み違いはそのまま残ってしまう。仕様書だけを頼りに外から叩けば、実装者の思い込みから独立して確かめられ、内部を知らない第三者や利用部門でもテストを担当できる。FEでは技法名がブラックボックス側かホワイトボックス側かを判別させる形で繰り返し出る。
具体例
入力した年齢で料金区分を判定する申込画面なら、コードを読まずに11歳・12歳・13歳のように区切りの前後の値を入れて表示を確かめる。映画館の子供料金やコンビニの年齢確認のような、境目のある仕様が題材になりやすい。
試験での引っ掛け
同値分割・限界値分析はブラックボックス、命令網羅や分岐(判定条件)網羅のようにコードの通過率で測る技法は内部構造を見るホワイトボックス。この振り分けを入れ替えた選択肢が定番である。外から見た結果しか見ないため、使われないまま残っているコードの存在は検出できない点も押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問49(IPA)
ブラックボックステストに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:被テストプログラムに冗長なコードがあっても検出できない。
要点:ブラックボックステストは仕様基準。内部の冗長コードは見つからない
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様に基づいて入力と出力の対応だけを確認する手法である。仕様どおりに動く限り合格となるため、実行されない冗長なコードや不要な処理が残っていても検出できない。内部構造に着目し網羅率を基準にするのはホワイトボックステストである。
出典:平成30年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問48(IPA)
ブラックボックステストのテストデータの作成方法のうち、最も適切なものはどれか。
正解:機能仕様から同値クラスや限界値を識別し、テストデータを作成する。
要点:ブラックボックステストは同値分割と限界値分析でデータを作る
ブラックボックステストは内部構造を見ず、仕様どおりに動くかを外部から確認する。そのため仕様上の入力範囲を同値クラスに分け、その代表値と境界付近の限界値をテストデータとして選ぶのが基本である。
出典:平成31年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問47(IPA)
ブラックボックステストに関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:被テストプログラムに冗長なコードがあっても検出できない。
要点:ブラックボックステストは仕様のみを見るため冗長コードは見えない
ブラックボックステストは、内部構造を見ずに仕様上の入力と出力の対応だけを確認する手法である。仕様どおりの結果が得られていれば合格となるため、実行されない無駄なコードや到達不能な処理が残っていても気付けない。内部構造に基づく網羅率の測定や、分岐数に応じたテストデータの増加はホワイトボックステストの特徴である。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問40(IPA)
モジュールの内部構造を考慮することなく、仕様書どおりに機能するかどうかをテストする手法はどれか。
正解:ブラックボックステスト
要点:ブラックボックステストは仕様だけを見て入出力を確認する
ブラックボックステストは、モジュールの中身を見ずに、仕様に定められた入力に対して期待どおりの出力が得られるかだけを確認する手法である。同値分割や限界値分析でテストデータを設計する。内部構造に着目して網羅率を測るのはホワイトボックステスト、トップダウンとボトムアップは結合テストの進め方の分類である。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (6) ソフトウェア設計に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。