原因結果グラフ法とは?げんいんけっかぐらふほう
原因結果グラフ法とは、仕様に書かれた入力条件(原因)と出力(結果)の関係を、論理積・論理和・否定の記号でグラフに描き、そこから決定表(条件の組合せごとに、どの結果になるかをまとめた表)を作ってテストケースを導く技法。仕様を図へ置き換える過程で、条件の抜けや矛盾が表に出てくる。内部のコードを見ずに仕様から作る、ブラックボックステストのケース設計技法の1つ。
最終更新:2026-10-09
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条件が増えるとその組合せは指数的に膨らみ、すべてを試すのは現実的でない。かといって設計者の勘で選べば、思い込んだ条件だけが試されて偏る。条件と結果の関係を図として外へ出せば、意味のある組合せを機械的に絞り込める——ここが狙いになる。仕様書の文章に残るあいまいさを、図に落とす作業そのもので炙り出す効果もある。
具体例
「注文額が5,000円以上なら送料無料、会員は3,000円以上で無料、離島宛ては別途加算」という送料の仕様を図に起こすと、条件の重なりが目に見える形になり、離島に住む会員が5,000円買ったときの扱いがどこにも書かれていない、といった欠落が見つかる。
試験での引っ掛け
コードの中身を見てどこまで実行したか(網羅率)を測る技法ではないので、命令網羅(すべての命令を1回以上実行する)や条件網羅(判定の条件ごとに真と偽を両方試す)と同じホワイトボックス側に置くと誤り。またグラフ自体はテストケースではなく、決定表へ変換して初めてケースになる。限界値分析法(条件の境目の値を試す)・同値分割法(同じ扱いになる値の範囲ごとに代表を試す)と同じブラックボックスの仲間として整理しておく。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 3. 実装・構築 > (8) ソフトウェアユニットのテストに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。