利用時の品質(効率性)とは?りようじのひんしつ
利用時の品質(効率性)とは、JIS X 25010 の利用時の品質モデルに含まれる特性で、利用者が目標を達成するために費やした時間・労力・費用といった資源の少なさを表す。製品そのものの内部的な作りではなく、実際に使われた場面で得られた成果を測る点が特徴で、有効性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性と並ぶ5特性の一つにあたる。
最終更新:2026-10-09
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機能が仕様どおり動くかを測るだけでは、現場で使いものにならないシステムでも「品質は満たしている」と評価されてしまう。動作の正しさと、使う人が目的を果たせるかどうかは別の話だという反省から、製品自体の性質を見る製品品質モデルとは別に、使われた結果を見る利用時の品質モデルが置かれた。効率性はその中で、目的を果たせたかどうかではなく、そこに至るまでに何をどれだけ使ったかを担当する。
具体例
国税庁の e-Tax で確定申告を提出する場合、税務署の窓口へ出向けば移動と待ち時間で半日かかるところ、自宅からであれば数十分で完了する。申告を提出できたという成果は同じでも、そこへ至るまでに費やした時間という資源が大きく違うため、利用時の品質のうち効率性が高いと評価される。
試験での引っ掛け
有効性との入替えが定番。目標を正確かつ完全に達成できたかを見るのが有効性で、こちらは資源を問わない。効率性は達成に費やした資源の少なさを見る。またここでいう効率性は、製品品質モデルの性能効率性(応答時間や資源使用量という製品側の性質)とは別の特性であり、名前が似ているため混同しやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問58(IPA)
“システム管理基準”に基づいて,システムの信頼性,安全性,効率性を監査する際に,システムが不正な使用から保護されているかどうかという安全性の検証項目として,最も…
正解:アクセス管理機能の検証
要点:不正使用からの保護はアクセス管理機能で確認する
システムが不正な使用から守られているかという安全性の観点では、誰がどの資源にアクセスできるかを制御する仕組みが適切に働いているかを確かめる必要がある。したがってアクセス管理機能の検証が該当する。フェールソフトやフォールトトレラント、リカバリは、いずれも障害に対する信頼性・可用性の観点の項目である。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。