有効性(利用時の品質)とは?ゆうこうせい
有効性(利用時の品質)とは、利用者が意図した目標を、正確かつ完全に達成できる度合い。JIS X 25010の利用時の品質モデルにある5特性の一つで、速いかどうかではなく「やりたかったことを最後までやり切れたか」という結果だけを見る。製品そのものに備わる性質ではなく、利用者・目的・利用環境を決めたうえで測る値である点が要点になる。
最終更新:2026-10-09
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動作が仕様どおりで、応答も速く、バグも出ないのに、利用者が目的を果たせずに途中でやめてしまう製品がある。品質を作り手側の性質だけで語ると、この差が数字に出ない。そこで、誰がどんな場面で何をしようとしたかを固定し、その結果として達成できたかを測る枠組みが用意された。利用時の品質はこの結果側の見方であり、有効性はその筆頭に置かれている。
具体例
マイナポータルでの確定申告や、大学のWeb履修登録のように、「申請や登録を最後まで送信し終えた人の割合」で測るのが有効性にあたる。画面の表示が十分速くても、入力の途中でやめる人が3割いれば有効性は低い。受入テストでは達成率90%以上のような形で基準に落とし、実際の利用者に操作させて確かめる。
試験での引っ掛け
効率性と取り違えやすい。有効性は達成できたかどうかだけ、効率性はその達成に費やした時間や操作数という資源を見る。もう一つの混同は、製品品質モデル側の使用性(ユーザビリティ)との違いで、こちらは製品が備える性質を指す。利用時の品質は利用状況を固定したうえで得られた結果を測るものであり、立ち位置が違う。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。