プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)とは?
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)とは、プロジェクトを、スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダなどの観点で計画し統制する活動。WBSは成果物や作業を階層的に分解した構造で、スコープの合意と見積り・進捗管理の基礎になる。EVMは、出来高(EV)を計画値(PV)・実コスト(AC)と比較し、スケジュール差異(SV=EV−PV)とコスト差異(CV=EV−AC)で進捗と原価を同時に評価する手法。
基本情報技術者試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2019年度)。
ぷろじぇくとまねじめんと
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)の意味
プロジェクトを、スコープ・スケジュール・コスト・品質・資源・コミュニケーション・リスク・調達・ステークホルダなどの観点で計画し統制する活動。WBSは成果物や作業を階層的に分解した構造で、スコープの合意と見積り・進捗管理の基礎になる。EVMは、出来高(EV)を計画値(PV)・実コスト(AC)と比較し、スケジュール差異(SV=EV−PV)とコスト差異(CV=EV−AC)で進捗と原価を同時に評価する手法。
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)の具体例
EVでCPI(=EV÷AC)が0.8であれば、投入コストに対して出来高が2割不足しており、完成時総コストの超過が見込まれると判断できる。
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)は試験でどう引っ掛けられる?
SVとCVは、いずれもEVを基準に、計画値・実コストを引く。正なら良好、負なら遅延・超過。
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)と関連する用語
プロジェクトマネジメント(スコープ・WBS・EVM)が出た過去問
プロジェクトマネジメントのプロセスのうち,計画プロセスグループ内で実施するプロセスはどれか。
正解:スコープの定義
要点:スコープ定義は計画、憲章とステークホルダ特定は立ち上げ
スコープの定義は、成果物と作業の範囲を具体的に定める作業であり、計画プロセス群に属する。ステークホルダの特定とプロジェクト憲章の作成は立ち上げプロセス群、品質保証の実施は実行プロセス群に位置付けられる。何を計画段階で決めるかを整理して覚えておくとよい。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層に分解して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層分解し管理できる大きさにする
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を階層状に分解し、見積りや割当てができる大きさまで細分化する技法である。最下層のワークパッケージ単位で工数・期間・担当を決められるようになり、作業の抜け漏れも見つけやすくなる。日程計算や進捗表示は、この分解の後に行う別の技法が担う。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトの目的及び範囲を明確にするマネジメントプロセスはどれか。
正解:スコープマネジメント
要点:スコープマネジメントが目的と作業範囲を定義する
スコープマネジメントは、プロジェクトで何を作り何をやらないのかという範囲を定義し、その範囲を維持していくプロセスである。要求の収集、スコープ定義、WBS作成などが含まれ、範囲の無秩序な拡大(スコープクリープ)を防ぐ役割を担う。目的と範囲の明確化はここに位置付けられる。
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問52(IPA)ソフトウェア開発プロジェクトにおいてWBS(Work Breakdown Structure)を使用する目的として,適切なものはどれか。
正解:作業を階層的に詳細化して,管理可能な大きさに細分化する。
要点:WBSは作業を階層的に分解し管理可能な大きさにする
WBSは、プロジェクトの成果物や作業を大きな単位から順に階層的に分解し、見積り・割当て・進捗管理ができる大きさの作業要素まで細分化する技法である。細分化された最下位の要素をワークパッケージと呼び、これが工数見積りや責任者の割当ての単位となる。作業の抜け漏れを防ぐことが最大の狙いである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)プロジェクトマネジメントにおいて、目的1をもつプロセスと目的2をもつプロセスとが含まれる対象群はどれか。 〔目的〕 目的1:プロジェクトの目標、成果物、要求事項…
正解:スコープ
要点:目標・成果物・要求事項・境界の明確化はスコープの領域
目標や成果物、要求事項、そして作業の境界を明確にするのはスコープを定義する活動である。またそれらの変更に伴う影響を管理するのもスコープの変更管理に当たり、いずれもスコープの対象群に含まれる。目的2はリスクという語を連想させるが、変更の対象が「プロジェクトの目標や成果物など」であることから、スコープの変更管理を指していると読み取れる。
出典:令和1年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問51(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。