チェックポイントとは?ちぇっくぽいんと
チェックポイントとは、メモリ上のバッファに溜まった更新をまとめてディスクへ書き出し、その時点を回復の起点としてログに記録する処理。障害から復旧するときにログを遡る範囲をこの点までに限定できるので、回復に要する時間を短く抑えられる。
最終更新:2026-10-09
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更新のたびにディスクへ書けば安全だが遅く、メモリに溜め込めば速いが障害時に失う量が増える。この二律背反を、定期的に一括で書き出す時点を設けることで折り合わせたのがチェックポイントである。これが無ければ復旧のたびにログの先頭まで遡ることになり、稼働期間が長いシステムほど復旧が終わらなくなってしまう。
具体例
障害が起きたとき、最後のチェックポイントより前にコミットまで終えたものはディスクへ反映済みなので手を触れない。チェックポイント後にコミットしたものは更新後ログでロールフォワード、コミットしないまま障害を迎えたものは更新前ログでロールバック、と3通りに仕分ける。
試験での引っ掛け
図の中で「チェックポイントより前に開始し、その後でコミットした」トランザクションの扱いが必ず狙われる。判断の基準は開始時点ではなくコミットの有無で、コミット済みならロールフォワードの対象になる。開始位置に引きずられて取り消してしまう答えが多い。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問61(IPA)
ソフトウェアのパッチの適用において,システムに不具合が発生するリスクを低減するコントロールを監査する際のチェックポイントはどれか。
正解:本稼働前にシステムの動作確認を十分に実施していること
要点:パッチは本稼働前の十分な動作確認で不具合リスクを下げる
パッチの適用は既存機能への影響が避けられず、適用後に不具合が表面化する危険がある。これを抑えるコントロールは、本稼働前に検証環境で十分な動作確認を行い、問題がないと確かめたうえで適用することである。監査ではその手続と実施記録の有無を確認する。
出典:平成29年度 春期 基本情報技術者試験 午前 問59(IPA)
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問30(IPA)
トランザクションTはチェックポイント取得後に完了したが,その後にシステム障害が発生した。トランザクションTの更新内容をその終了直後の状態にするために用いられる復…
正解:ロールフォワード
要点:完了済みはロールフォワード、未完了はロールバックで回復
チェックポイント後に正常終了したトランザクションは、障害時点で更新結果が磁気ディスクに書き出されていない可能性がある。この場合はログの更新後情報(アフタイメージ)を使って更新を再現し、終了直後の状態まで進める。これがロールフォワードである。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 4. トランザクション処理 > (2) 障害回復に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。