タイミングチャートとは?たいみんぐちゃーと
タイミングチャートとは、横軸に時間、縦軸に信号を並べ、各信号のHighとLowが時間とともにどう移り変わるかを段で描いた図。真理値表では表せない変化の順序や、同時に立ってはいけない期間を読み取れるため、回路の動作を時間を追って確かめる場面で使われる。
最終更新:2026-10-09
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真理値表は、入力がこうなら出力はこうという対応は示せるが、いつ変わるかは示せない。実際の回路は信号が伝わるまでにわずかな遅れがあり、順番が入れ替わると一瞬だけ意図しない出力が出たり、値を取り込み損ねたりする。フリップフロップ(1ビットを記憶する回路)のように、クロック(動作のタイミングを刻む信号)の立ち上がりで値を取り込む回路では、この「いつ」が動作そのものを決める。時間軸を持つ図が要るのはこのためである。
具体例
NAND回路なら、入力A・入力B・出力Yの3段で描くと動きが見える。AとBが両方Highになっている区間だけYがLowに下がり、どちらかがLowに戻るとYもHighに戻る、という様子が段差の位置として読み取れる。
試験での引っ掛け
図の段差は理想化されていて、実際の回路には遅れが乗る点を落としやすい。また波形から回路を当てさせる出題では、出力が変わる瞬間だけを見るのではなく、各時刻の入力の組合せと出力を突き合わせて論理を判定する。
関連用語
出た過去問
出典:令和8年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問6(IPA)
図の回路のA及びBに信号を入力したときに,Yに出力される信号のタイミングチャートとして,適切なものはどれか。
正解:Aは0から始まり途中1回だけ1になった後0に戻り,再度後半で1になる波形。Bは0から始まり,Aより遅れて1になる部分が2回ある波形。Yは0から始まり,A・Bの反転タイミングに合わせて0と1を切り替える波形。
要点:NANDでNOTを作る回路。全体としてYはNORになる
両入力に同じ信号を与えたNANDは否定として働くので、この回路はAの否定とBの否定をNANDに入力し、その出力をさらに否定している。NAND(¬A,¬B)は論理和A+Bと等しく、それを否定するのでYは否定論理和(NOR)になる。したがってYはAもBもともに0の期間だけ1になる波形が正しい。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。