インテグリティチェック法とは?いんてぐりてぃちぇっくほう
インテグリティチェック法とは、マルウェア(ウイルスなど悪意のあるソフトの総称)を見つける方法の1つで、感染していない正常な状態のファイルについてハッシュ値(ファイルの中身から計算した短い要約の値。中身が1ビットでも変わると値が変わる)やチェックサムを記録しておき、検査のときに計算し直して記録と照合する方法。値が違えば、そのファイルが書き換えられた(感染した、または改ざんされた)と分かる。インテグリティ(integrity)は「完全性=書き換えられていないこと」の意味。どのウイルスかまでは分からないが、ウイルスの特徴を知らなくても書き換えそのものを見つけられるので、未知のウイルスにも働く。試験では他の検出方法と並べて問われ、既知のウイルスの特徴(シグネチャ)と照らし合わせるパターンマッチング法、保存しておいた原本そのものと比べるコンペア法、プログラムを動かしたときのふるまいを監視するビヘイビア法、プログラムの特徴などから怪しさを推定するヒューリスティック法と区別する。
最終更新:2026-10-10
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パターンマッチング法は、見つかったウイルスの特徴を登録して初めて検出できるので、出回ったばかりの新しいウイルスには間に合わない。一方、守りたいファイルが正常なときの姿は、自分の手元で記録しておける。「何に感染したか」ではなく「正常な姿から変わったか」を見ればよい、という発想の方法である。
具体例
改ざん検知ツールのTripwireは、守りたいファイルのハッシュ値を最初にデータベースへ記録し、定期的に計算し直して、値が変わったファイルを報告する。公開しているWebページが書き換えられたことに気づく用途などで使われる。身近な例では、ソフトの配布サイトがファイルと一緒にSHA-256(ハッシュ関数の一種)のハッシュ値を載せていることがあり、ダウンロードした後に自分で計算した値と比べれば、途中で書き換えられていないかを確かめられる。
試験での引っ掛け
照合する相手で区別する。自分のファイルの「感染していないときの値」と照合するのがインテグリティチェック法、「原本のファイルそのもの」と比べるのがコンペア法、「既知のウイルスの特徴やハッシュ値」と比べるのがパターンマッチング法である。同じハッシュ値を使っていても、比べる相手が既知のウイルスの側ならパターンマッチング法になる。仮想環境(サンドボックス)で実行してふるまいを監視するのはビヘイビア法。また、記録を取った時点ですでに感染していると、その状態を正常として記録してしまうため検出できない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。