ウェイト/レディ制御とは?うぇいと/れでぃせいぎょ
ウェイト/レディ制御とは、CPUより遅いメモリや周辺デバイスに合わせて、バスサイクルをクロック単位で延長しタイミングを合わせる仕組み。あらかじめ決めた回数のウェイトを挿入する方式と、デバイス側がREADY信号を返すまでCPUがバスサイクルを保持する方式がある。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
CPUの動作周波数はメモリやペリフェラルの素子より速く伸びてきたため、そのままつなぐとデータが出そろう前にCPUが取り込んでしまう。デバイス側の絶対的なアクセス時間は物理で決まっていて縮まらないので、速い側を待たせるしかない。この待ちを何クロック入れるかが、外部バス設計での基本の見積り項目になる。
具体例
実効アクセス時間は(基本クロック数+ウェイト数)÷動作周波数で比較する。50MHzで基本3クロック・ウェイト2なら (3+2)÷50MHz=100ns。周波数を100MHzへ上げてもデバイスが100nsを要するなら、挿入すべきウェイトは7クロックへ増える。
試験での引っ掛け
周波数を上げれば実効アクセス時間も比例して縮む、と読むと誤る。デバイス側の必要時間は変わらないため、周波数を上げるほど挿入すべきウェイトのクロック数が増え、実効時間は頭打ちになる。ウェイトを数える単位は時間ではなくクロック数である点も取り違えないこと。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(IPA)
MPUがもつウェイト機能及びレディ機能の使い方として、適切なものはどれか。
正解:アクセス速度の遅いI/OデバイスとMPUを同期させる。
要点:ウェイト/レディはバスサイクルを延ばし低速機器と同期する
ウェイト機能とレディ機能は、バスサイクルを必要な分だけ引き延ばすための仕組みである。低速なI/Oデバイスやメモリがアクセスを完了できないうちはレディ信号を非アクティブに保ち、MPU側はウェイトサイクルを挿入して待機する。これにより速度の異なるデバイス同士をタイミング的に同期させ、確実にデータをやり取りできる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。