JTAGとは?
JTAGとは、LSIのピン近傍に直列接続したシフトレジスタ(バウンダリスキャンセル)を通じて、外部から入出力の値を設定・観測できるようにするテスト用インタフェース規格。基板上のはんだ付け不良や配線の断線・短絡を、テスト用の物理的な探針なしに検査できる。近年はチップ内蔵デバッグ機能の操作口としても使われる。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2018年度〜2020年度)。
じぇいたぐ
JTAGの意味
LSIのピン近傍に直列接続したシフトレジスタ(バウンダリスキャンセル)を通じて、外部から入出力の値を設定・観測できるようにするテスト用インタフェース規格。基板上のはんだ付け不良や配線の断線・短絡を、テスト用の物理的な探針なしに検査できる。近年はチップ内蔵デバッグ機能の操作口としても使われる。
JTAGの具体例
JTAG経由でCPUのブレークポイント設定、レジスタ・メモリの参照、フラッシュ書込みを行う。
JTAGは試験でどう引っ掛けられる?
本来の目的は基板実装後のテスト(バウンダリスキャンテスト)。デバッグ用途は後から広まった応用。
JTAGと関連する用語
JTAGが出た過去問
JTAG(IEEE 1149.1)の説明として、適切なものはどれか。
正解:バウンダリスキャンテストの標準方式
要点:JTAGはバウンダリスキャンテストの標準インタフェース規格
JTAG(IEEE 1149.1)は、LSIの各入出力ピンの内側にバウンダリスキャンセルと呼ばれるレジスタを並べ、TDI/TDO/TCK/TMSの少数の信号でシフトレジスタとして直列に読み書きする規格である。これにより、基板に実装した後でもピンの値を外部から設定・観測でき、はんだ付け不良や配線の断線・短絡を検査できる。現在ではデバッグ用インタフェースとしても広く使われている。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問4(IPA)マイコンのJTAGを利用したデバッグ手法の説明として、適切なものはどれか。
正解:マイコンの端子を通して、外部からマイコン内蔵のデバッグ支援機能を操作し、デバッグを行う。
要点:JTAGデバッグはチップ内蔵のデバッグ機能を外部から操作する
近年のマイコンは、CPUの停止・再開、レジスタやメモリの読み書き、ブレークポイント設定といったデバッグ支援機能をチップ内部に内蔵している。JTAG方式のデバッグでは、専用の端子を通して外部のデバッガからこの内蔵機能を操作するため、実機のプログラムをそのまま動かしながら解析できる。CPUを別の装置に置き換えるインサーキットエミュレータやROMを置き換える方式とは異なり、実装したままの状態で調べられるのが利点である。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問19(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。