スーパースカラとマルチコアとは?すーぱーすからとまるちこあ
スーパースカラは1つのコアの中へ演算器を複数持たせ、依存関係のない命令を同じサイクルで発行して命令レベルの並列性を稼ぐ方式。マルチコアはコアそのものを複数載せ、処理を物理的に並行させる方式。前者は1本の命令列を速くし、後者は複数の流れを同時に走らせる。
最終更新:2026-10-06
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クロックを上げる高速化は、消費電力が周波数と電圧に効くために発熱の壁で頭打ちになった。そこで1サイクルあたりの仕事量を増やす方向(スーパースカラ、パイプライン、アウトオブオーダ実行)と、コアを増やす方向へ分かれた。電力と発熱がそのまま筐体設計と電池寿命に効く組込みでは、この選択が製品仕様を決める。
具体例
Arm Cortex-M7は2命令同時発行のスーパースカラで、単一コアのまま制御処理を速くする。一方、車載のマルチコアMCUでは制御コアと監視コアを分け、片方をロックステップで冗長化する使い方もする。単一の制御ループを速くしたいのか、独立した処理を並べたいのかで選択が変わる。
試験での引っ掛け
どちらも同時に実行するが、並列の粒度が違う——スーパースカラは命令、マルチコアは処理の流れ。両者は排他ではなく、マルチコアの各コアがスーパースカラであるのが普通。またコアを増やしても、逐次にしか書けない部分が残る限り速度向上は頭打ちになる(アムダールの法則)。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。