シングルサインオンとは?しんぐるさいんおん
シングルサインオンとは、利用者が一度だけ認証を受ければ、連携する複数の業務システムを再入力なしで使えるようにする仕組み。パスワードの使い回しを減らし強い認証への投資を集約できる一方、その基盤が止まれば全業務が止まり、突破されれば影響が全システムへ及ぶという集中のリスクを併せ持つ。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
システムが増えるほど利用者はIDとパスワードを抱えきれなくなり、同じ文字列の使い回しや手元への書き出しが常態化する。利用者の注意に頼らずこれを解消するには、認証の回数そのものを減らすほかない。認証を一か所へ集約すれば、多要素認証のような強い方式への投資も一度で済み、退職時の停止を一元的に行える利点も生まれる。
具体例
監査人は人事システムの退職登録から認証基盤への反映、各システムでの利用停止までを、退職者十名分の日時で追跡する。反映が月次バッチ任せであれば、退職後も利用できる期間が残る。あわせて基盤が停止したときの代替手順が定められ、訓練されているかを確かめる。
試験での引っ掛け
複数システムのパスワードを同じ文字列へ揃える運用は、シングルサインオンではなく使い回しにすぎない。また一元化されるのは本人確認までで、どの機能を使えるかという認可は業務ごとに定義が要る。統合すれば権限管理まで片付くと考えると誤る。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問20(IPA)解説で登場
SAML(Security Assertion Markup Language)の説明として,最も適切なものはどれか。
正解:認証情報に加え,属性情報とアクセス制御情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様
要点:SAMLは認証・属性・権限情報をドメイン間で伝達する仕様
SAMLは、認証結果や利用者の属性、アクセス権限に関する情報をXML形式のアサーションとして表現し、異なるドメインのシステム間で安全にやり取りするための仕様である。これによりドメインをまたぐシングルサインオンが実現でき、IDプロバイダとサービスプロバイダの間で信頼を確立する。
出典:令和7年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問17(IPA)解説で登場
SAMLの説明として、最も適切なものはどれか。
正解:認証情報に加え、属性情報と認可情報を異なるドメインに伝達するためのWebサービスの仕様
要点:SAMLは認証・属性・認可情報をドメイン間で受け渡しSSOを実現する
SAMLは、認証の結果や利用者の属性、アクセス可否といった情報を、XML形式のアサーションとしてドメインをまたいで安全に受け渡すための仕様である。これにより、利用者を認証するIDプロバイダと、サービスを提供するサービスプロバイダを分離でき、組織や企業をまたいだシングルサインオンが実現できる。認証情報だけでなく属性情報・認可情報も伝達対象に含む点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。