エラープルーフ化とは?えらーぷるーふか
エラープルーフ化とは、人の作業に起因する誤りを、注意や教育ではなく作業方法そのものの設計で減らす考え方。排除・代替化・容易化・異常検出・影響緩和の5原理で整理され、前にあるものほど効果が高い。監査の改善提案でも、人に気をつけさせる案より、誤りが起こり得ない手順へ作り替える案のほうが実効性が高いと評価される。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
不注意による事故が起きるたび、原因を当事者の注意不足に帰し、教育と注意喚起で幕引きにしてきた。しかし同じ作業を人が続ければ一定の割合で誤りは再発するため、人ではなく作業の側を変える発想がトヨタ生産方式のポカヨケなど製造現場から広まり、情報システムの運用へも持ち込まれた。監査人にとっては、指摘に添える改善提案が実効性を持つかを判断する物差しになる。
具体例
本番環境と検証環境を同じ画面から操作できないよう分離するのが排除、手順をスクリプト化して人手を介さないのが代替化、危険な操作の前に確認を挟むのが容易化と異常検出にあたる。監査人は、過去の作業ミスへの是正策がどの原理に当たるかを見て、注意喚起だけで終わっていないかを確かめる。
試験での引っ掛け
「注意する」「教育する」は5原理に含まれない。人の注意力に頼る対策は最も弱く、監査の改善提案としても不十分と評価される。作業自体をなくすのが排除、人以外にやらせるのが代替化で、この2つの区別が問われる。異常検出と影響緩和は誤りが起きた後の手当てであり、発生そのものを防ぐ原理ではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
ヒューマンエラーに起因する障害の低減策の一つに、エラープルーフ化がある。エラープルーフ化の五つの原理のうち、作業ミスによるエラーの発生を未然に防ぐための原理の組…
正解:代替化、排除、容易化
要点:発生防止は排除・代替化・容易化、発生後の備えが異常検出と影響緩和
エラープルーフ化の五原理のうち、そもそもミスが起こらないようにする発生防止の原理が、排除(作業や注意そのものをなくす)、代替化(人手に頼らず機械に任せる)、容易化(作業を易しくする)の三つである。残る異常検出と影響緩和は、ミスが起きてしまった後に被害を広げないための波及防止の原理に当たる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。