委託先管理(外部委託)とは?いたくさきかんり
委託先管理(外部委託)とは、社外に業務を出しても、統制する責任は委託元に残るという前提で、選定・契約・監督・終了処理の各段階に歯止めを置く管理活動。応用情報では、再委託を認めるかの判断、SLAで測る対象と契約書で縛る対象の切り分け、終了時にデータの消去をどう確認するかが記述式の論点になる。
最終更新:2026-10-06
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外部に任せると、統制の及ぶ範囲と責任の範囲がずれる。作業は相手の建物・相手の端末で進んで直接は見えないのに、事故が起きたとき説明を求められるのは委託元である。このずれを埋める手段が契約条項と定期的な確認で、見えないぶんを「あらかじめ書いて縛り、後から確かめる」形に置き換える。クラウド利用の責任共有モデルも同じ構図である。
具体例
契約の型は経済産業省とIPAの「情報システム・モデル取引・契約書」が示しており、委託範囲・成果物・検収・再委託の条項を定めている。名簿入力を委託する場面なら、秘密保持契約に加え作業場所の限定、作業者名簿の提出、端末からの持出し禁止を明記し、完了後に消去証明書を受け取る。
試験での引っ掛け
「委託したので責任も移る」は誤りで、委託元の監督義務は残る。再委託を無条件に認めると監督が届かなくなるため、事前承認の条項が要る。監督は契約書を交わすだけでは足りず、適切な委託先の選定・契約での明示・実施状況の把握という3段階が求められる点も突かれる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)
外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
正解:請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
要点:委託先の管理状況を確認できる権利を契約で確保しておく
請負契約であっても、委託側の事務所で受託側要員が作業する場合、自社システムへのアクセスが適切に管理されているかを確認する必要がある。そのため契約時に委託側が監査できる旨を定めておくのが適切である。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
BPRによって業務を見直した場合、これまで従業員5人で年間計9,000時間掛かっていた業務が7,000時間で実現可能なことと、その7,000時間のうちの2,00…
正解:シナリオb
要点:BPRの効果は人件費削減・委託費・空き時間の付加価値の総和で比較する
各シナリオの効果を計算する。従業員4人なら1人分の人件費600万円が効果となり、残る作業時間に対して空き時間から付加価値利益(100時間当たり20万円)が生じ、外部委託すると700万円の費用がかかる。シナリオbは4人で外部委託せず、7,200時間の稼働可能時間に対し業務7,000時間なので空きは200時間=40万円、これに人件費削減600万円を加えて640万円となり、a(340万円)、c(100万円)、d(400万円)を上回る。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。