BPR・BPMとは?びーぴーあーる・びーぴーえむ
BPRは既存の業務手順を前提とせず、事業の目的に立ち返って業務プロセスを根本から設計し直す一度限りの抜本改革。BPMは業務プロセスを可視化して測定し、PDCAを回しながら継続的に改善し続けるマネジメント手法である。改革の振れ幅と継続性のどちらを取るかで両者の位置づけが分かれる。
最終更新:2026-10-06
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情報システムを入れても効果が出ない事例の多くは、紙と対面を前提に組まれた手順をそのまま電子化していたことに原因があった。手順を保ったまま道具だけ替えても、承認の回数も待ち時間も変わらないためである。プロセスそのものを設計対象として切り出す考え方は、この「電子化しただけで終わる」構図を断つために持ち込まれた。
具体例
応用情報のシラバスでは、BPRがシステム化構想の文脈でBABOKやFit to Standardと並べて挙げられている。基幹システム刷新でパッケージの標準機能に業務を合わせるFit to Standardの方針は、BPRの実践形の一つといえる。BPM側では、業務フローをBPMNで記述し、処理時間や差戻し率を測って改善を回す運用がこれに当たる。
試験での引っ掛け
BPRは一度限りの抜本改革、BPMは継続的な改善サイクルという性格の違いが問われる。BPRは既存プロセスを前提としない点が要件で、現行手順の部分的な効率化はBPRとは呼ばない。またBPMをワークフローシステムという製品カテゴリと同一視するのも誤りで、BPMは手法であり製品はその支援手段である。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
BPRによって業務を見直した場合、これまで従業員5人で年間計9,000時間掛かっていた業務が7,000時間で実現可能なことと、その7,000時間のうちの2,00…
正解:シナリオb
要点:BPRの効果は人件費削減・委託費・空き時間の付加価値の総和で比較する
各シナリオの効果を計算する。従業員4人なら1人分の人件費600万円が効果となり、残る作業時間に対して空き時間から付加価値利益(100時間当たり20万円)が生じ、外部委託すると700万円の費用がかかる。シナリオbは4人で外部委託せず、7,200時間の稼働可能時間に対し業務7,000時間なので空きは200時間=40万円、これに人件費削減600万円を加えて640万円となり、a(340万円)、c(100万円)、d(400万円)を上回る。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 1. システム化計画 > (1) システム化構想の立案に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。