リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)とは?りーだーしっぷりろん
リーダーシップ理論(PM理論・SL理論)とは、リーダーの行動に着目する理論群。PM理論は目標達成機能(P)と集団維持機能(M)の二軸で4類型に分け、両方が高いPM型を理想とする。SL理論は部下の成熟度に応じて指示型→説得型→参加型→委任型へ関わり方を変えるべきだとする状況適応型で、あらゆる場面で最良の唯一のスタイルは無いと考える。
最終更新:2026-10-06
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初期の研究は「優れたリーダーが生まれつき備える資質」を並べようとしたが、状況が変われば有効な人物像も変わるため、一覧にしても再現できなかった。そこで焦点を資質から観察できる行動へ移し(行動論)、さらに相手と場面によって最適解が動くことを組み込んだ(状況論)。応用情報では、その理論が3段階のどこに属するかを問う形で出る。
具体例
PM理論は社会心理学者の三隅二不二による国内発の理論、SL理論はハーシィとブランチャードによる。新設の開発チームで経験の浅いメンバーが多いうちはレビュー基準や手順を細かく示す指示型で運用し、半年後に自走できるようになった時点で結果責任だけを委ねる委任型へ切り替える、というのが後者の使い方になる。
試験での引っ掛け
SL理論の「成熟度」は年齢や社歴ではなく、その仕事に対する能力と意欲を指す。ベテランでも初めて扱う技術なら指示型が適し、「参加型が常に最良」と読ませる選択肢は典型的な誤り。PM理論ではP型が成果重視、M型が人間関係重視、pm型が最も望ましくない類型で、Pは生産性そのものではなく目標達成へ向けた働きかけ行動を指す。どちらも資質を列挙する特性理論とは別系統である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)
リーダに求められる機能として,PM理論がある。P機能(Performance function)が大きく,M機能(Maintenance function)が小…
正解:目標達成を急ぐ余り,一部のメンバの意見を中心にまとめてしまうので,他のメンバから抵抗を受けることが多い。
要点:PM理論のPm型は成果重視で人間関係の配慮が弱い
PM理論では、目標達成を推し進めるP機能と、集団をまとめ人間関係を保つM機能の強弱でリーダを4類型に分ける。P大・M小のPm型は成果を急ぐあまり配慮を欠き、メンバの反発を招きやすい。
出典:令和3年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)
リーダシップ論のうち、ハーシイ&ブランチャードが提唱するSL理論の特徴はどれか。
正解:リーダシップの有効性は、部下の成熟(自律性)の度合いという状況要因に依存するとしている。
要点:SL理論は部下の成熟度に応じてリーダシップを変える
SL理論(Situational Leadership、状況対応型リーダシップ)は、唯一最適なリーダシップは存在せず、有効なスタイルは部下の成熟度(能力と意欲、自律性)によって変わるとする理論である。成熟度が低い段階では指示的に、高まるにつれて委任的に切り替えるのが望ましいとされる。特性論や行動論、コンティンジェンシー理論との違いを押さえたい。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)
ハーシィ及びブランチャードが提唱したSL理論の説明はどれか。
正解:教示的,説得的,参加的,委任的の四つに、部下の成熟度レベルによって、リーダシップスタイルを分類した理論
要点:SL理論は部下の成熟度でリーダシップを使い分ける
SL理論は、有効なリーダシップのスタイルは部下の成熟度によって変わるとする状況適合理論である。成熟度が低い段階では細かく指示する教示的、次に説得的、参加的と移行し、十分に成熟した段階では権限を委ねる委任的が適切になる。
出典:令和4年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問74(IPA)
ハーシィとブランチャードが提唱したSL理論の説明はどれか。
正解:教示的、説得的、参加的、委任的の四つに、部下の成熟度レベルによって、リーダーシップスタイルを分類した理論
要点:SL理論は部下の成熟度でリーダーシップを変える
SL理論(Situational Leadership)は、有効なリーダーシップのスタイルは部下の成熟度によって変わるとする考え方です。成熟度が低い段階では具体的に指示する教示的、次に説得的、参加的と移り、成熟度が高くなれば権限を委ねる委任的へと変えていきます。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問75(IPA)
リーダシップ論のうち、PM理論の特徴はどれか。
正解:リーダシップのスタイルについて、目標達成能力と集団維持能力の二つの次元に焦点を当てている。
要点:PM理論は目標達成機能と集団維持機能の2軸で捉える
PM理論は、リーダの行動を目標達成に向けて働きかけるP機能(Performance)と、集団の人間関係を保ち維持するM機能(Maintenance)の2つの軸で捉える理論である。両機能の強弱の組合せでPM型、Pm型、pM型、pm型に分類し、双方が強いPM型が最も望ましいとする。
出典・参考
公式シラバスの9 企業と法務 > 1. 経営・組織論 > (2) 経営管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。