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BCP(事業継続計画)とは?びーしーぴー

BCP(事業継続計画)とは、災害・障害・パンデミックなどで事業が中断した際に、重要業務を継続または早期復旧させるための計画。起点はBIA(ビジネスインパクト分析)で、業務停止の影響度から重要業務を選び、RTO(目標復旧時間)とRPO(目標復旧時点)を定める。この二つが決まって初めてIT側の構成が決まり、RPOをゼロに近づけたいなら同期レプリケーション、RTOを分単位にしたいならホットスタンバイやマルチサイト構成、というように可用性コストとの綱引きになる。BCPは文書であり、これを策定・訓練・見直しするPDCA全体はBCMとして区別する。

最終更新:2026-10-06

試験情報

応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2022年度)。

応用情報技術者試験の頻出用語/テクノロジ系

別名:BCP、事業継続計画(BCP)

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背景

可用性への投資は青天井で、二重化・遠隔地待機・同期レプリケーションと積めばいくらでも堅くなるが、全業務に同じ水準を敷けば費用が事業を圧迫する。どこにいくら掛けるかを技術者の勘ではなく業務影響から決める必要がある、という要請からBIAとRTO/RPOという物差しが置かれた。この二つの数値が先に決まらないとIT側の構成が決められないのは、レプリケーション方式もスタンバイ方式も、許容できるデータ喪失と停止時間から逆算される選択だからである。試験で数値の意味と復旧方式の対応が問われるのは、この逆算がそのまま設計判断だからである。

具体例

受注システムでRTO4時間・RPO1時間と決めたなら、遠隔地へ1時間おきに差分バックアップを送り、待機系は普段は停止させておいて必要時に起動するコールドではなく、OSとミドルウェアまで用意しておくウォームスタンバイを選ぶ、といった設計になる。決めたら机上で終わらせず、実際に切替訓練を回して手順書の抜けと切替所要時間を実測し、RTOに収まるかを確認する。復旧できても切り戻しの手順が無い、というのが訓練でよく出る指摘である。

試験での引っ掛け

記述で問われるのはRTOとRPOの取り違えで、RTOは「どれだけ早く再開するか」という時間軸、RPOは「どこまでのデータ喪失を許すか」という時点である。バックアップ取得間隔が効くのはRPO、待機系の構成が効くのはRTO。もう一つ、BCP(計画・文書)とBCM(マネジメント活動)の範囲の違い、防災計画(被害の最小化)との目的の違いも定番。可用性を上げるほど費用が増えるため、BCPは「全業務を守る計画」ではなくBIAに基づいて守らない業務を決める計画である、と言い切れるようにしておく。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 試験では4回出題(2018年度〜2022年度)
  • 分野:テクノロジ系
  • 記述で問われるのはRTOとRPOの取り違えで、RTOは「どれだけ早く再開するか」という時間軸、RPOは「どこまでのデータ喪失を許すか」という時点である。