ASP・アウトソーシング・BPOとは?えーえすぴー・あうとそーしんぐ・びーぴーおー
ASP・アウトソーシング・BPOとは、いずれも社外の資源に頼る形態だが、外へ渡す対象が違う。アウトソーシングは業務やシステムの運用・開発という仕事を外部の専門業者へ委託すること、BPOは特定の業務プロセスを担当する人員と運用体制ごと丸ごと任せること、ASPはアプリケーション機能をネットワーク越しに提供する形態でSaaSの前身にあたる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
何を自社で抱えるべきかという問いは、経営資源が有限である以上避けられない。専門性が要るのに社内では頻度の低い仕事、規模の経済が効くのに自社では量が出ない仕事は、外へ出したほうが安く速い。一方で出すほど内部にノウハウが残らず、委託先を管理するという別の仕事が生まれる。どこまで出すかの度合いが、これらの語の違いになっている。
具体例
給与計算や社内ヘルプデスクを、担当者の採用・教育まで含めて専門事業者へ任せるのがBPO。システムの保守運用だけを任せるのがアウトソーシング。会計や勤怠の機能をネットワーク経由で契約して使うのがASP/SaaSで、この形態では複数の利用者が同じアプリケーションを共同利用する。
試験での引っ掛け
BPOはシステムの運用委託ではなく、人と運用体制を含む業務プロセスそのものの委託である点が分かれ目。ハウジングとホスティングは誰の機器かが逆で、ハウジングは自社の機器を事業者の施設へ預け、ホスティングは事業者の機器を借りる。委託しても委託元の管理責任と委託先の監督義務は残る。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問73(IPA)
3PL(3rd Party Logistics)を説明したものはどれか。
正解:物流業務に加え、流通加工なども含めたアウトソーシングサービスを行い、また荷主企業の物流企画も代行する。
要点:3PLは物流業務の一括受託と物流企画の代行を担う
3PLは、荷主でも単なる運送事業者でもない第三者が、輸配送や保管といった物流業務に加えて流通加工などを含めて一括して受託し、さらに荷主企業の物流戦略の立案や物流システムの企画までも代行する形態である。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)
BPOの説明はどれか。
正解:社内業務のうちコアビジネスでない事業に関わる業務の一部又は全部を、外部の専門的な企業に委託すること
要点:BPOは非中核業務のプロセスごと外部委託すること
BPO(Business Process Outsourcing)は、自社の中核でない業務のプロセスを、まとめて外部の専門企業に委託することをいう。コールセンタや給与計算、経理事務などが典型例で、委託により専門性やコスト効率を得つつ、自社の経営資源を中核事業に集中できる。
出典・参考
公式シラバスの7 システム戦略 > 3. ソリューションビジネス > (2) ソリューションサービスの種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。