改善提案とは?
改善提案とは、監査で見つかった問題(指摘事項)に対して監査人が示す是正の方向性。事実・原因・影響・提案を分けて記述し、費用対効果や実現可能性も踏まえる。どう直すかを決めて実行する責任は被監査部門と経営者の側にある。
応用情報技術者試験の過去問では3回出題されています(2021年度〜2025年度)。
かいぜんていあん
改善提案の意味
監査で見つかった問題(指摘事項)に対して監査人が示す是正の方向性。事実・原因・影響・提案を分けて記述し、費用対効果や実現可能性も踏まえる。どう直すかを決めて実行する責任は被監査部門と経営者の側にある。
改善提案の具体例
「特権IDが複数人で共用されている」という指摘に対し、個人別ID化と操作ログの定期レビューを提案する。すぐに分離できない事情があれば、貸出簿と作業前後のログ突合という代替策を併記する。
改善提案は試験でどう引っ掛けられる?
監査人が改善策を設計・実装してしまうと独立性を失い、次回その領域を監査できなくなる。また指摘は「担当者が悪い」ではなく仕組みの問題として整理して書くのが原則。
改善提案と関連する用語
改善提案が出た過去問
システム監査人が行う改善提案のフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:監査人のフォローアップは改善状況のモニタリングにとどまる
システム監査人は独立性と客観性を保つ必要があるため、改善そのものを指示したり実施に関与したりしてはならない。フォローアップでは、改善の実施主体である監査対象部門の取組状況をモニタリングし、必要に応じて助言する立場にとどまる。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)システム監査基準(令和5年)におけるフォローアップの説明として、適切なものはどれか。
正解:システム監査人が、監査報告書に記載した改善提案の実施状況に関する情報を収集し、改善状況をモニタリングすること
要点:フォローアップは改善提案の実施状況を監視する監査後の活動
フォローアップは、監査報告書で示した改善提案がその後どのように実施されているかについて情報を収集し、改善状況を継続的に監視する活動である。改善の実施責任は監査対象部門にあり、システム監査人はその状況を確かめて必要なら助言する立場にとどまる。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)システム監査報告書の改善提案に対し、システム監査人が行うフォローアップとして、適切なものはどれか。
正解:改善提案に対する監査対象部門の改善状況をモニタリングする。
要点:フォローアップは監査人が改善状況をモニタリングすること
フォローアップは、監査報告書で示した改善提案が実際に実行されているかを監査人が確認する活動である。改善の実施責任は監査対象部門にあり、監査人はその状況を継続的にモニタリングして必要なら助言するにとどまる。自ら指示や管理、計画策定を行うと独立性を損なう。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問59(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。