外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントとは?
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントとは、外部ベンダーへの委託やクラウドサービスの利用にあたり、委託先の管理状況を委託元がどのように監督・確認しているかを検証する監査の着眼点。特にデータの消失予防(バックアップ体制、契約上の保証内容)、委託先の選定基準、委託後の継続的なモニタリング体制が重視される。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2024年度)。
がいぶいたく・くらうどりようじのかんさちぇっくぽいんと
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントの意味
外部ベンダーへの委託やクラウドサービスの利用にあたり、委託先の管理状況を委託元がどのように監督・確認しているかを検証する監査の着眼点。特にデータの消失予防(バックアップ体制、契約上の保証内容)、委託先の選定基準、委託後の継続的なモニタリング体制が重視される。
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントの具体例
クラウドサービス上に保存されている情報の消失を予防する観点では、「クラウド事業者のバックアップ・復旧体制が契約(SLA)で明確に保証されているか」「委託元が定期的にその実施状況を確認しているか」がチェックポイントになる。
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントは試験でどう引っ掛けられる?
委託しても委託元の管理責任は移転しない。「クラウド事業者が第三者認証を取得しているので委託元の確認は不要」という判断は誤り。さらに認証やSLAの有無だけでは足りず、自社が利用する範囲がその認証の対象(スコープ)に入っているか、実施状況を定期的に確認しているかまでが着眼点になる。
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントと関連する用語
外部委託・クラウド利用時の監査チェックポイントが出た過去問
外部委託管理の監査に関する記述のうち,最も適切なものはどれか。
正解:請負契約においては,委託側の事務所で作業を行っている受託側要員のシステムへのアクセス管理が妥当かどうかを,委託側が監査できるように定める。
要点:委託先の管理状況を確認できる権利を契約で確保しておく
請負契約であっても、委託側の事務所で受託側要員が作業する場合、自社システムへのアクセスが適切に管理されているかを確認する必要がある。そのため契約時に委託側が監査できる旨を定めておくのが適切である。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問60(IPA)クラウドソーシングの説明はどれか。
正解:発注者がインターネット上で発注対象の業務内容や発注条件を告知し、受注者を募集する。
要点:クラウドソーシングは不特定多数へ業務を委託する仕組み
クラウドソーシングは、企業や個人が不特定多数に向けてインターネット上で業務内容と条件を提示し、受注者を募って仕事を委託する仕組みです。crowd(群衆)にsourcing(外部委託)を組み合わせた語で、資金を募るクラウドファンディングとは似た名前でも目的が異なります。電子マネーやネットオークションとも区別が必要です。
出典:平成28年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問72(IPA)BPOの説明はどれか。
正解:社内業務のうちコアビジネスでない事業に関わる業務の一部又は全部を、外部の専門的な企業に委託すること
要点:BPOは非中核業務のプロセスごと外部委託すること
BPO(Business Process Outsourcing)は、自社の中核でない業務のプロセスを、まとめて外部の専門企業に委託することをいう。コールセンタや給与計算、経理事務などが典型例で、委託により専門性やコスト効率を得つつ、自社の経営資源を中核事業に集中できる。
出典:令和4年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問63(IPA)BPRによって業務を見直した場合、これまで従業員5人で年間計9,000時間掛かっていた業務が7,000時間で実現可能なことと、その7,000時間のうちの2,00…
正解:シナリオb
要点:BPRの効果は人件費削減・委託費・空き時間の付加価値の総和で比較する
各シナリオの効果を計算する。従業員4人なら1人分の人件費600万円が効果となり、残る作業時間に対して空き時間から付加価値利益(100時間当たり20万円)が生じ、外部委託すると700万円の費用がかかる。シナリオbは4人で外部委託せず、7,200時間の稼働可能時間に対し業務7,000時間なので空きは200時間=40万円、これに人件費削減600万円を加えて640万円となり、a(340万円)、c(100万円)、d(400万円)を上回る。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問64(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。