ポートスキャンとは?ぽーとすきゃん
ポートスキャンとは、対象ホストの各ポートへ接続要求を送り、応答の有無や種類から待ち受けているサービスと版数を推定する調査手法。攻撃そのものではなく事前調査の段階に当たる。3ウェイハンドシェイクを完了させないSYNスキャンなど、相手のアプリケーションログに残りにくい手口が使い分けられる点まで押さえたい。
最終更新:2026-10-06
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サーバに何のサービスが動いているかは、構成管理台帳を見ても実機と食い違うことがあり、外から確かめるのが最も確実である。この「外から確かめる」技術は、守る側が不要ポートの棚卸しに使うのと、攻める側が狙い目を探すのに使うのとで手つきが変わらない。同じ道具が診断にも偵察にもなるという性質が、検知側に「何を異常とみなすか」という判断を強いる。
具体例
Gordon Lyonが公開しているNmapは、SYNスキャンやサービス版数の推定を1コマンドで行い、脆弱性診断の第一手として広く使われている。22番が開いていればSSH、3389番ならリモートデスクトップと当たりを付け、応答文字列から版数まで割り出せれば、その版に既知の脆弱性があるかを照合する流れになる。
試験での引っ掛け
スキャンそのものはデータを持ち出さないので、対策は暗号化やパスワード強化ではなく、不要ポートの閉塞と不要サービスの停止である。判定の向きも取り違えやすく、TCPは無応答なら遮断とみなす一方、UDPは無応答こそ開放の可能性を示す。短時間に多数のポートへ接続が来た痕跡はファイアウォールのログ側に残る。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和3年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問38(IPA)解説で登場
攻撃者が行うフットプリンティングに該当するものはどれか。
正解:攻撃前に、攻撃対象となるPC,サーバ及びネットワークについての情報を得る。
要点:フットプリンティングは攻撃前の標的情報の事前調査
フットプリンティングは、攻撃の前段階として標的の機器構成、OSやサービスの種類とバージョン、ネットワーク構成、公開情報などを収集する行為である。ポートスキャンやWHOIS検索などが典型で、集めた情報をもとに有効な攻撃手段を絞り込む。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)
脆弱性検査で、ホストに対してポートスキャンを行う。スキャンしたポートの状態を判定する方法のうち、適切なものはどれか。
正解:ポートにUDPパケットを送信してメッセージ“ICMP port unreachable”を受信したとき、対象ポートが閉じていると判定する。
要点:UDPスキャンでICMPポート到達不能が返れば閉、TCPはSYN/ACKで開
UDPポートスキャンでは、閉じているポートにパケットを送るとICMPのポート到達不能(port unreachable)メッセージが返ってくる。逆に開いているポートでは通常応答がないか、アプリケーションからの応答が返る。TCPではSYNに対しSYN/ACKが返れば開いており、RST/ACKが返れば閉じていると判定する。
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 1. 情報セキュリティ > (7) 攻撃手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。