ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)とは?
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)とは、ICMPはIPと同じ層で動き、到達不能・時間超過・パラメータ異常などの制御メッセージを運ぶプロトコル。pingはエコー要求/応答で疎通と往復遅延を測り、tracerouteはTTLを1ずつ増やして時間超過応答を返させ、経路上のルータを順に特定する。
応用情報技術者試験の過去問では4回出題されています(2017年度〜2025年度)。
あいしーえむぴーとねっとわーくそつうかくにん
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)の意味
ICMPはIPと同じ層で動き、到達不能・時間超過・パラメータ異常などの制御メッセージを運ぶプロトコル。pingはエコー要求/応答で疎通と往復遅延を測り、tracerouteはTTLを1ずつ増やして時間超過応答を返させ、経路上のルータを順に特定する。
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)の具体例
拠点間の遅延悪化を調べるとき、まずpingで往復遅延とパケットロス率を測り、劣化していればtracerouteでどのホップから遅延が跳ね上がるかを見る。ホップ数が途中で止まる場合は、その先のルータやファイアウォールがICMPを落としている可能性を疑う。
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)は試験でどう引っ掛けられる?
pingが通らない=機器が停止、とは限らない。セキュリティ上ICMPを遮断している構成は珍しくなく、逆にICMPを無制限に許すと経路情報の偵察やSmurf型の踏み台に使われる。またICMPはIPと同じ層で動く制御用のプロトコルであって、トランスポート層のプロトコルではなく、ポート番号を持たない。
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)と関連する用語
ICMPとネットワーク疎通確認(ping・traceroute)が出た過去問
ネットワーク機器の接続状態を調べるためのコマンドpingが用いるプロトコルはどれか。
正解:ICMP
要点:pingはICMPのエコー要求と応答で到達性を調べる
pingは相手にエコー要求を送り、返ってくるエコー応答で到達性と往復時間を調べるコマンドである。このエコー要求/応答はICMPというIPの制御・通知用プロトコルで規定されている。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問32(IPA)TCP/IP環境において、pingによってホストの接続確認をするときに使用されるプロトコルはどれか。
正解:ICMP
要点:pingはICMPのエコー要求と応答で到達性を確認する
pingはICMPのエコー要求を相手ホストへ送り、返ってくるエコー応答によって到達性と往復時間を確認するコマンドである。ICMPはIPと同じ層で動作し、エラー通知や制御メッセージを運ぶプロトコルである。
出典:令和5年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問33(IPA)IPv4ネットワークにおけるICMPの機能として、適切なものはどれか。
正解:送信元ホストへ、IPパケットの送信エラー報告などの制御メッセージを通知する。
要点:ICMPはIP通信のエラーや診断情報を通知する制御プロトコル
ICMPは、IPパケットが宛先へ届かない、TTLが尽きたといったエラーや状態を送信元へ知らせるための制御用プロトコルである。pingやtracerouteもICMPのエコー要求・応答や超過通知を利用している。データそのものの転送ではなく、通信の異常や診断情報を伝える役割を担う。
出典:令和6年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問34(IPA)脆弱性検査で、ホストに対してポートスキャンを行う。スキャンしたポートの状態を判定する方法のうち、適切なものはどれか。
正解:ポートにUDPパケットを送信してメッセージ“ICMP port unreachable”を受信したとき、対象ポートが閉じていると判定する。
要点:UDPスキャンでICMPポート到達不能が返れば閉、TCPはSYN/ACKで開
UDPポートスキャンでは、閉じているポートにパケットを送るとICMPのポート到達不能(port unreachable)メッセージが返ってくる。逆に開いているポートでは通常応答がないか、アプリケーションからの応答が返る。TCPではSYNに対しSYN/ACKが返れば開いており、RST/ACKが返れば閉じていると判定する。
出典:令和7年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問43(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。