イベント管理(ITIL)とは?
イベント管理(ITIL)とは、監視によって検知した状態変化(イベント)を分類し、通知だけで済ませるか、インシデントとして扱うかを判断する活動。すべてを人が見る運用は破綻するため、正常・警告・例外に振り分けて自動対処や自動起票につなぐ設計が要となる。
応用情報技術者試験の過去問では9回出題されています(2016年度〜2022年度)。
いべんとかんり
イベント管理(ITIL)の意味
監視によって検知した状態変化(イベント)を分類し、通知だけで済ませるか、インシデントとして扱うかを判断する活動。すべてを人が見る運用は破綻するため、正常・警告・例外に振り分けて自動対処や自動起票につなぐ設計が要となる。
イベント管理(ITIL)の具体例
ディスク使用率が80%で警告イベント、90%で例外イベントとし、警告では不要ログの自動削除、例外ではインシデントを自動起票して担当へ通知する。しきい値と対処をあらかじめ決めておくことで、夜間の人手の呼び出しを減らせる。
イベント管理(ITIL)は試験でどう引っ掛けられる?
イベントは必ずしも障害ではない。バッチの正常終了通知もイベントであり、これをすべてインシデントにすると本当の障害が埋もれる。監視項目を増やすことより、雑音を減らす分類設計のほうが重要。
イベント管理(ITIL)と関連する用語
イベント管理(ITIL)が出た過去問
ITILにおけるサービスデスクを配置する方法の一つである“フォロー・ザ・サン”の説明はどれか。
正解:地理的に分散した二つ以上のサービスデスクを組み合わせて,24時間体制でサービスを提供する。
要点:フォロー・ザ・サンは時差のある拠点で24時間体制を作る
フォロー・ザ・サンは、時差のある複数の拠点にサービスデスクを置き、各拠点の日中帯で順に対応を引き継いでいく方式である。どの拠点も夜勤を組まずに24時間体制を実現できる。
出典:平成28年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)ITIL 2011 editionの可用性管理プロセスにおいて,ITサービスの可用性と信頼性の管理に関わるKPIとして用いるものはどれか。
正解:サービスの中断回数及びそのインパクトの削減率
要点:可用性管理のKPIはサービス中断の回数と影響の削減率
可用性管理は、ITサービスが合意した水準で利用できる状態を維持することを目的とするプロセスである。そのKPIには、サービスが使えなかった回数とその影響の大きさをどれだけ減らせたかを示す指標が適している。
出典:平成29年度 春期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)図は,ITIL 2011 editionのサービスライフサイクルの各段階の説明と流れである。a〜dの段階名の適切な組合せはどれか。
正解:a=サービスストラテジ,b=サービスデザイン,c=サービストランジション,d=サービスオペレーション
要点:ITILはストラテジ→デザイン→トランジション→オペレーションの順。
ITILのサービスライフサイクルは、全体戦略を定めるサービスストラテジに始まり、事業要件を踏まえてサービスを設計するサービスデザイン、設計されたサービスを検証して本番環境に移行するサービストランジション、日々の提供とサポートを行うサービスオペレーションと続く。これらを継続的サービス改善が全体にわたって支える構造になっている。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)ITIL 2011 editionに示されるサービスデスク組織の構造とその特徴のうち,“フォロー・ザ・サン”の説明として,最も適切なものはどれか。
正解:時差がある分散拠点にサービスデスクを配置し,各サービスデスクが連携してサービスを提供することによって,24時間対応のサービスが提供できる。
要点:フォロー・ザ・サンは時差拠点の連携で24時間対応を実現する。
フォロー・ザ・サンは、時差のある複数の拠点にサービスデスクを置き、各拠点が自分の昼の時間帯を担当してバトンをつなぐ運用形態である。どの拠点でも夜勤を組まずに、全体として24時間365日の対応を実現できる。太陽を追いかけるように担当が移っていくことから、この名で呼ばれる。
出典:平成30年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問57(IPA)ITIL 2011 editionによれば、サービス・パッケージの説明として、適切なものはどれか。
正解:コアサービス、実現サービス及び強化サービスの組合せで構成された、特定の種類の顧客ニーズへのソリューションを提供する複数のサービスの集まりである。
要点:サービス・パッケージはコア・実現・強化の組合せで顧客ニーズに応える
サービス・パッケージは、コアサービス(基本的な成果)に、それを利用可能にする実現サービスと、魅力を高める強化サービスを組み合わせ、特定の顧客ニーズに対する解決策として提供する単位です。個々のサービスではなく、組合せで価値を届ける考え方を表します。
出典:令和1年度 秋期 応用情報技術者試験 午前 問55(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。