平均符号長と符号化効率とは?へいきんふごうちょうとふごうかこうりつ
平均符号長と符号化効率とは、各記号の出現確率にその符号長を掛けて合計した値が平均符号長で、情報源のエントロピーを平均符号長で割った値が符号化効率。よく出る記号に短い符号を割り当てるほど平均符号長は縮み、効率は1に近づく。可逆圧縮の効き方を数値で説明するための指標である。
最終更新:2026-10-06
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すべての記号に同じ長さを割り当てるのは扱いやすいが、出現の偏りをまったく使っていない。偏りがあるなら、頻出のものを短く、まれなものを長くすれば全体の長さは必ず縮む——この直感を、どこまで縮められるかという上限つきで扱えるようにしたのが平均符号長と符号化効率である。
具体例
出現確率が0.5・0.25・0.125・0.125の4記号に1・2・3・3ビットを割り当てると平均符号長は1.75ビットで、固定長の2ビットより12.5%短い。運用の場面では、バックアップやログの圧縮率がデータの中身で大きく変わる理由がこれで説明でき、既に圧縮済みの画像や動画を再圧縮しても縮まないことも同じ理屈で読める。
試験での引っ掛け
平均符号長はエントロピーを下回れない(情報源符号化定理)ため、可逆圧縮でどこまでも縮むという前提の見積りは成り立たない。バックアップ枠の計画では、圧縮率を実測せずに机上の値で置くと収まらなくなる。また「圧縮率」は圧縮後÷圧縮前を指す場合と削減した割合を指す場合があり、定義を確かめないと逆の値を答えることになる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。