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ERM(全社的リスクマネジメント)とは?ぜんしゃてきりすくまねじめんと

ERM(全社的リスクマネジメント)とは、部門ごとに個別管理していたリスクを、経営戦略や目標と結び付けて全社横断で一元的に扱う枠組み。損失を避けることだけを目的とせず、どこまでリスクを取るかというリスク選好を経営が定め、その範囲内で事業上の意思決定を行う点が中心にある。内部統制のCOSOフレームワークと同じ団体が示すERMフレームワークが代表格である。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

別名:ERM、全社的リスクマネジメント

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背景

リスクを部門ごとに見ていると、為替は財務、品質は工場、情報漏えいは情報システム部門というように尺度も報告先もばらばらになる。すると全社で見たときの偏りが誰の目にも映らず、小さなリスクが同時に顕在化したときに耐えられるのかを判断できない。加えて、損失を減らす活動としてだけ扱えば、収益機会を取りにいく判断とも噛み合わない。この2つを同時に解くために、尺度を揃えて経営の判断材料へ載せる枠組みが要る。

具体例

COSOが2004年に公表し、2017年に「全社的リスクマネジメント—戦略およびパフォーマンスとの統合」として改訂したフレームワークが代表で、リスクを戦略の選択と業績に結び付ける構成をとる。国際規格ではISO 31000が原則とプロセスを定め、日本ではJIS Q 31000として整合が図られている。

試験での引っ掛け

内部統制と混同しやすいが、内部統制は業務の適正性を確保する仕組み、ERMは取るリスクと取らないリスクを戦略として決める仕組みで、扱う層が違う。リスクをゼロに近づけることが目的ではなく、リスク選好の範囲内かどうかが判断の基準になる。ISO 31000が認証を目的とした規格ではない点も引っ掛けになりやすい。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 内部統制と混同しやすいが、内部統制は業務の適正性を確保する仕組み、ERMは取るリスクと取らないリスクを戦略として決める仕組みで、扱う層が違う。