プライバシー影響評価(PIA)・プライバシーバイデザインとは?ぷらいばしーえいきょうひょうかぷらいばしーばいでざいん
プライバシーバイデザインは、個人情報を扱う仕組みを企画・設計の段階からプライバシー保護を組み込んで作る考え方。PIA(Privacy Impact Assessment:プライバシー影響評価)はその実践手段で、収集から廃棄までのデータの流れを洗い出し、本人に生じる不利益と社会的な受け止めを事前に評価して設計へ反映する。法令順守にとどまらず、利用者の納得を得られるかで判断する点が特徴。
最終更新:2026-10-06
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個人情報の扱いを稼働直前や稼働後に点検すると、設計を変えられる時期を過ぎていて「注意書きを足す」程度の対処しかできない。カメラ画像や位置情報のように、法律上は適法でも社会が受け入れない使い方は炎上と事業停止を招き、後から直す費用は最初から組み込む費用より桁で大きい。企画段階で評価する手順が制度化され、日本ではマイナンバーの特定個人情報保護評価として義務化された。午後2-1企画・要件定義の観点に当たる。
具体例
店舗のカメラ画像から来店者の属性を推定する企画で、PIAの結果として顔特徴量を保存せず即時に統計値へ変換する設計に変え、店頭に掲示と問合せ窓口を用意する。自治体や行政機関がマイナンバーを扱うシステムを作るときは、特定個人情報保護評価書を作成して個人情報保護委員会へ提出し、公表する。
試験での引っ掛け
「法律上は問題ない」と「社会的に受け入れられる」は別で、後者を見誤ると炎上や事業停止に至る。評価は稼働後の点検ではなく企画段階で行うもので、設計変更が可能な時点であることに意味がある。またセキュリティバイデザインが攻撃からの防御を設計に組み込む考え方なのに対し、プライバシーバイデザインは適法な事業者による扱いそのものを対象にする点で観点が違う。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。