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ファイルレスマルウェアと環境寄生型攻撃とは?ふぁいるれすまるうぇあとかんきょうきせいがたこうげき

ファイルレスマルウェアと環境寄生型攻撃とは、実行ファイルをディスクに残さず、メモリ上のコードやスクリプト、レジストリの値だけで動作するマルウェア。PowerShell や WMI といった OS 標準の機能を悪用して目的を果たす手口を環境寄生型(Living off the Land)と呼ぶ。ファイルを走査する検知が効かず、ふるまいの監視が要る理由として問われる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

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背景

検知の主流が長く「既知の実行ファイルの特徴と照合する」方式だったため、攻撃側は照合される対象そのものを置かない方向へ移った。加えて標準搭載の管理ツールは業務でも使われるので、実行を丸ごと禁じることも、道具の存在だけで悪性と判定することもできない。良性と悪性が同じ道具を使うという前提に立つと、判断材料は「何が置かれたか」から「誰が何をどの順で呼んだか」へ移らざるを得ない。

具体例

添付文書のマクロが PowerShell を起動し、外部から取得したスクリプトをメモリ上だけで展開して通信を始める形が典型となる。Microsoft はスクリプトブロックのログ記録と AMSI による実行内容の検査を用意しており、これを有効にしたうえで EDR が親子プロセスの関係(文書アプリが管理ツールを起動した)を見れば、ファイルが残らなくても筋道を追える。

試験での引っ掛け

痕跡がまったく残らない、は誤り。プロセスの起動記録やメモリ、通信ログには残るため、ログの集約と保存期間の確保がそのまま対策になる。ウイルス対策ソフトが不要になるという話でもなく、検知の重心がファイルの照合からふるまいの監視へ移るだけである。標準ツールの利用自体を悪性と決めつけると、運用担当の正規作業まで止めてしまう。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 痕跡がまったく残らない、は誤り。