ネットワークスライシングとは?ねっとわーくすらいしんぐ
ネットワークスライシングとは、1つの物理的なモバイル網を仮想的に切り分け、用途ごとに帯域・遅延・信頼性の異なる論理網として提供する5Gの中核機能。無線区間からコア網まで通しで資源を確保するため、他のスライスが混雑しても自分のスライスの品質が引きずられにくい。3GPPはeMBB・URLLC・mMTCという性格の異なる要件を、この分割で同一の網に同居させる想定を置いている。
最終更新:2026-10-06
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4Gまでのモバイル網は、どの用途にも同じベストエフォートの品質を配る作りだった。ところが遠隔制御は遅延を、映像配信は帯域を、センサ収容は同時接続数を優先したく、要件が互いに衝突する。用途ごとに基地局を建て直すのは現実的でないため、SDNとNFVで網の機能をソフトウェア化し、1つの設備を要件別に貸し分ける方式が採られた。
具体例
工場の敷地で、無人搬送車の遠隔制御には低遅延・高信頼のスライス、来客用のインターネット接続には広帯域だがベストエフォートのスライス、温度センサ数千台には多数同時接続を優先するスライスを割り当てる、という設計ができる。同じ基地局・同じ周波数を共有したまま、品質だけを別建てにする点が要点である。
試験での引っ掛け
VLANやVPNによる分離と同じものとして扱うと誤る。あれらが分けるのは主に到達範囲であり、遅延や帯域は共有のまま奪い合う。スライシングが分けるのは品質そのものである。もう一点、既存のLTEコアを流用するNSA方式では本来の分割ができず、SA方式が前提になる。
関連用語
出典・参考
公式シラバスの3 技術要素 > 5. ネットワーク応用 > (6) モバイルシステムに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。