ラボ契約とは?らぼけいやく
ラボ契約とは、一定期間、自社向けに専任の要員と設備を確保してもらい、対価として最低発注量や固定費を約束する契約形態。買っているのは成果物ではなく体制で、期間を通じて同じ要員が当たるため業務知識が蓄積する。オフショア開発で、案件ごとの要員入替えによる品質の振れと立上げの手戻りを避ける目的で使われる。
最終更新:2026-10-06
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案件のたびに人を集める形だと、毎回ゼロから業務を説明し直すことになり、立上げの非効率と品質の振れを発注側が負担する。受託側も先が読めなければ要員を確保できない。この双方の事情を、体制の確保と発注量の確約という形で交換したのがラボ契約である。システムアーキテクトでは調達方式の選択肢として、請負・準委任との違いを説明できることが求められる。
具体例
ベトナムやインドの開発拠点で半年間10名の専任チームを確保し、その期間の最低発注量を発注側が保証する。国内法の下では準委任契約に近い枠組みで運用され、成果物ごとの検収ではなく体制の稼働に対して支払う形になる。
試験での引っ掛け
要点は体制の確保と一定量の発注の約束を交換する点で、成果物単位で対価が決まる請負とは考え方が違う。仕事の完成義務がないため、成果物の不備を契約不適合として当然に問えるわけではない。加えて発注量が読めないと、使わない体制にも支払う空振りが生じる。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
ラボ契約の特徴はどれか。
正解:依頼元は、契約に基づきスキルや人数などの基準を満たすように要員を確保することをベンダ企業に求めるかわりに一定以上の発注を約束する。
要点:体制確保と引換えに一定量の発注を約束するのがラボ契約
ラボ契約は、ベンダ企業に対して一定のスキル・人数を満たす専任の開発体制を継続的に確保してもらう代わりに、依頼元が一定量以上の発注を約束する契約形態である。要員を固定的に押さえることで立ち上げのむだを減らし、業務知識の蓄積を図れる。
出典:令和7年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問14(IPA)
ラボ契約の特徴はどれか。
正解:依頼元は,契約に基づきスキルや人数などの基準を満たすように要員を確保することをベンダー企業に求める代わりに,一定以上の発注を約束する。
要点:体制確保と一定量の発注を交換するのがラボ契約
ラボ契約は、依頼元が一定以上の発注量を約束する見返りに、ベンダー企業が定められたスキル・人数の専任要員を継続的に確保する契約形態である。要員を固定的に押さえることで、案件ごとの立ち上げの手間を減らし、業務知識の蓄積による生産性向上を狙える。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。