NRE(初期費用)とは?えぬあーるいー
NRE(初期費用)とは、設計・試作・金型や治具の作成のように、開発時に一度だけ発生して生産数量に比例しない費用。量産単価とは別枠で見積り、想定する生産数で割り戻して1個あたりの負担額を出したうえで、どこで回収するかを価格設計へ織り込む。
最終更新:2026-10-06
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費用が数量に比例するかどうかで、価格の決め方も採算の見立てもまったく変わる。比例しない費用は数が出るほど1個あたりの負担が薄まるため、損益分岐する数量そのものが事業判断の中心になる。専用ハードウェアのように初期へ費用が集中する形態では、この見立てを誤ると量産開始の時点で回収不能が確定する。
具体例
専用LSIの設計費とマスク作成費をNREとして計上し、想定生産数10万個で割って1個あたりの負担額を出す。数量が半分に落ちれば負担は倍になるため、汎用品やFPGAで作る案との比較は必ず数量の前提とセットで行う。
試験での引っ掛け
量産単価やランニングコストと取り違えやすい。NREは数量に比例せず一度だけ発生する費用で、運用開始後に継続して発生する保守費は含まない。TCOはNREも運用費も含めた総額であり、NREはその一部にすぎない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
NRE(Non-Recurring Expense)の例として、適切なものはどれか。
正解:デバイスの設計、試作及び量産の準備に掛かる経費の総計
要点:NREは設計・試作など一度だけ発生する初期費用
NRE(Non-Recurring Expense)は、製品ごとに一度だけ発生する初期費用のことで、繰り返し発生する量産費用や運用費用と区別される。半導体やASICの開発では、回路設計、マスク製作、試作、量産立上げの準備に要する費用がこれに当たり、生産数量が多いほど1個当たりの負担は小さくなる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。