システムアーキテクト暗記無料で始める

保守性とは?ほしゅせい

保守性とは、JIS X 25010の8特性の1つで、製品をどれだけ効率よく修正できるかを表す性質。副特性はモジュール性、再利用性、解析性、修正性、試験性の5つ。長期に使う基幹システムでは総保有コストの大半が稼働後の改修に費やされるため、稼働後の努力ではなく方式設計の段階で構造として作り込む対象になる。

最終更新:2026-10-06

試験情報

システムアーキテクト試験の過去問では1回出題され、ほかに3問の解説で触れられています(2016年度〜2024年度)。

システムアーキテクト試験の頻出用語/午前II

この語が出る過去問を解く →

背景

制度改正・料率変更・組織再編は必ず来るのに、初期構築では動くことだけが評価され、変更のしやすさは誰の要件にもならない時代が長かった。結果として、影響範囲が読めないまま改修を重ねた層が積み上がり、簡単な修正に何か月もかかる状態が生まれる。これを最初から測れる要件として置くために品質特性へ組み込まれた。レガシー刷新の目的そのものであり、論述で「何を作り直すのか」の答えになる観点でもある。

具体例

税率のように制度で変わる値を設定ファイルへ外へ出す(修正性)、業務ロジックを層で分け影響範囲を追えるようにする(モジュール性・解析性)、自動テストで回帰確認できる状態を作る(試験性)といった形で、非機能要件として書き下せる。IPAの非機能要求グレードでも「運用・保守性」として要求水準を段階で示す欄がある。

試験での引っ掛け

運用体制や保守要員の人数の話と混ざりやすいが、品質特性としての保守性は製品そのものの性質を指す。試験性も「テストが実施済みか」ではなく「テストしやすい構造か」である。使用性と向き合う相手が違い、使用性は利用者、保守性は保守する側を見る。

関連用語

出た過去問

問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では1回出題(2016年度〜2024年度)
  • 分野:午前II
  • 運用体制や保守要員の人数の話と混ざりやすいが、品質特性としての保守性は製品そのものの性質を指す。