ペアワイズ法(直交表を用いたテスト設計)とは?ぺあわいずほう
ペアワイズ法(直交表を用いたテスト設計)とは、テストケースの削減技法で、2因子のどの水準の組合せも最低1回は現れることだけを保証し、それ以外の組合せは切り捨てる。不具合の多くが2因子の相互作用で起きるという経験則を根拠にケース数を桁で落とせる代わりに、3因子以上が絡む不具合の検出は保証されなくなる。何を確かめないと決めたかを説明できる点が利点。
最終更新:2026-10-06
システムアーキテクトを最短で暗記・合格する →背景
動作環境や設定項目が増えると組合せは指数で増え、全組合せの実行は日程にも費用にも収まらない。かといって代表値だけを選ぶと、どこまで確かめたのかを説明できず、レビューで削減の妥当性を問われたときに答えられない。ペアワイズは「2因子までは全部通した」という言い切れる網羅基準を作ることで、削ったことの根拠を説明可能にした技法である。設計レビューで「なぜこのケース数なのか」に答えられることが、実利としては大きい。
具体例
OS4種×ブラウザ3種×言語3種×権限2種は全72通りだが、ペアワイズなら12ケース前後に収まる。ケースの生成はMicrosoftのPICTやNISTのACTSといったツールで機械的に行う。直交表を使う方法は水準の出現回数まで均等にするため割付けの都合でケース数がやや増えるが、結果の統計的な扱いがしやすくなる。
試験での引っ掛け
3因子以上が同時に絡む不具合は検出が保証されない。安全性に関わる組合せや業務上必ず通る主要パターンは削減対象から外し、個別にケース化する。またペアワイズと直交表は同じものではなく、直交表は出現回数の均等性まで課すためケース数が増えることがある点も取り違えやすい。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。