ARQ(自動再送要求)とは?じどうさいそうようきゅう
ARQ(自動再送要求)とは、壊れた分を送り直すことで回復する誤り制御の総称。受信側が誤りや欠落に気づいて再送を促し、送信側が同じデータを再度送る。次を待つ作法の違いでストップアンドウェイト・ゴーバックN・選択再送に分かれ、順に回線を空けずに済む代わりに受信側の順序管理とバッファの負担が増える。TCPの再送制御も同じ系譜にある。
最終更新:2026-10-06
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経路の誤り率をゼロにはできないので、回復の手立ては必ずどこかに要る。冗長ビットを常に載せる前方誤り訂正と、壊れたときだけ送り直すARQの二択で、誤り率が低い有線経路では送り直すほうが帯域を無駄にしない。ただし回復に往復時間がかかるため、遅延の大きい経路ほど待ち時間そのものが性能の上限になる。どちらを選ぶかは回線の誤り率と遅延で決まる。
具体例
片道250msの衛星回線でストップアンドウェイトを使うと、1フレームごとに往復0.5秒待つので回線はほとんど空いたままになる。帯域遅延積(帯域×往復時間)ぶんのウィンドウを持たせて選択再送にすれば、誤ったフレームだけを送り直せる。
試験での引っ掛け
ゴーバックNは誤ったフレーム以降をすべて送り直すため、誤り率が上がると急に効率が落ちる。選択再送との差はここで、TCPのSACKが選択再送にあたる。前方誤り訂正との使い分けも定番で、再送要求を返せない片方向配信や超低遅延の用途にARQは使えない。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。