FCS/CRCとは?
FCS/CRCとは、送信側が生成多項式による除算の余りを検査符号として付加し、受信側で同じ計算をして誤りを検出する方式。イーサネットフレームの末尾4オクテットがFCSで、CRC-32を用いる。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では4回出題されています(2018年度〜2025年度)。
えふしーえす/しーあーるしー
FCS/CRCの意味
送信側が生成多項式による除算の余りを検査符号として付加し、受信側で同じ計算をして誤りを検出する方式。イーサネットフレームの末尾4オクテットがFCSで、CRC-32を用いる。
FCS/CRCの具体例
FCSエラーが増えているポートは、ケーブル不良、コネクタ不良、デュプレックスミスマッチなどが疑われる。
FCS/CRCは試験でどう引っ掛けられる?
CRCは誤りの検出はできるが訂正はできない。訂正まで行うのはハミング符号などの誤り訂正符号。
FCS/CRCと関連する用語
FCS/CRCが出た過去問
図のイーサネットパケットのMTU(Maximum Transmission Unit)は、どの部分の最大長のことか。
正解:IPヘッダ+TCPヘッダ+データ
要点:MTUはMACヘッダを除いたIPパケット部分の最大長
MTUは、データリンクが1回の転送で運べる上位層データの最大長を指し、イーサネットではMACヘッダやFCSを除いたペイロード部分の最大値で、標準は1500バイトである。したがってIPヘッダ以降、すなわちIPヘッダ+TCPヘッダ+データの合計がMTUの対象となる。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(IPA)IPv4ネットワークでTCPを使用するとき、フラグメント化されることなく送信できるデータの最大長は何オクテットか。ここでTCPパケットのフレーム構成は図のとおり…
正解:1,460
要点:イーサネットのMSSはMTU1500からIPとTCPの各20を引いた1460
MTUはIPパケット全体(IPヘッダを含む)の最大長を指すため、MACヘッダとFCSはMTUに含まれない。したがってデータ部の最大長は、MTUの1,500オクテットからIPヘッダ20オクテットとTCPヘッダ20オクテットを引いた1,460オクテットとなる。これがTCPのMSS(最大セグメント長)であり、イーサネット環境での標準的な値である。
出典:令和3年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)IPv4ネットワークでTCPを使用するとき、フラグメント化されることなく送信できるデータの最大長は何オクテットか。ここでTCPパケットのフレーム構成は図のとおり…
正解:1,460
要点:MTU1500ではMSSは1460(IPとTCPの各20を差引き)
MTUはIPパケット全体(IPヘッダーを含む)の最大長を指すので、MACヘッダーとFCSはMTUに含まれない。したがって送れるデータ部の最大長は、1,500オクテットからIPヘッダー20オクテットとTCPヘッダー20オクテットを差し引いた1,460オクテットである。これがイーサネット環境での標準的なMSS(最大セグメント長)となる。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(IPA)IEEE 802.3-2022のベーシックフレームを用いて、1,400オクテットのMACクライアントデータを転送するとき、フレーム長は何オクテットになるか。ここ…
正解:1,418
要点:ベーシックフレームのオーバーヘッドはヘッダ14+FCS4の18オクテット
イーサネットのベーシックフレームは、宛先アドレス6オクテット、送信元アドレス6オクテット、タイプ/長さ2オクテット、データ、FCS4オクテットで構成される。制御用の合計は 6+6+2+4 = 18オクテットなので、MACクライアントデータ1,400オクテットを載せると 1,400+18 = 1,418オクテットになる。プリアンブルとSFDはフレーム長には含めない。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。