FCS/CRCとは?えふしーえす/しーあーるしー
FCS/CRCとは、送信側が生成多項式による除算の余りを検査符号として付加し、受信側が同じ計算をして値が一致するかで誤りを検出する方式。イーサネットフレームの末尾4オクテットがFCSで、CRC-32を用いる。誤りが見つかったフレームは訂正されずその場で破棄され、回復は上位層の再送に任される。
最終更新:2026-10-06
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電気信号や光信号は、ケーブルの劣化や外部ノイズでビットが化ける。化けたまま上位層へ渡すと、アプリケーションが壊れたデータを正しいものとして処理してしまうため、L2の時点で捨てるほうが安全でもあり安価でもある。訂正まで行う符号は冗長ビットが増えて回線効率が落ちるので、有線LANでは検出だけを担い、再送はTCPなど上位層に分担させる設計になっている。運用では、この破棄数の増加が物理層の異常を示す最初の手掛かりになる。
具体例
IEEE 802.3はフレーム末尾の4オクテットをFCSと定めている。スイッチのポート統計でFCSエラーの増加が見えたら、ケーブルやコネクタの不良、電気ノイズ源の近くを通した配線、片側だけ全二重に固定したデュプレックスミスマッチを順に疑う。上位のアプリケーション側をいくら調べても原因には届かない。
試験での引っ掛け
CRCは誤りの検出はできるが訂正はできない。訂正まで行うのはハミング符号などの誤り訂正符号で、両者を入れ替えた選択肢が定番。またFCSはMTUの1500オクテットには含まれず、フレーム全体の1518オクテットのほうに含まれる。検出力は高いが、確率的な見逃しはゼロではない。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(IPA)
IEEE 802.3-2022のベーシックフレームを用いて、1,400オクテットのMACクライアントデータを転送するとき、フレーム長は何オクテットになるか。ここ…
正解:1,418
要点:ベーシックフレームのオーバーヘッドはヘッダ14+FCS4の18オクテット
イーサネットのベーシックフレームは、宛先アドレス6オクテット、送信元アドレス6オクテット、タイプ/長さ2オクテット、データ、FCS4オクテットで構成される。制御用の合計は 6+6+2+4 = 18オクテットなので、MACクライアントデータ1,400オクテットを載せると 1,400+18 = 1,418オクテットになる。プリアンブルとSFD(フレーム開始を示す1オクテット)はフレーム長には含めない。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。