ビット誤り率とは?びっとあやまりりつ
ビット誤り率とは、伝送したビットの総数に対して、誤って受信されたビットが占める割合。10のマイナス6乗のように指数で表し、値が小さいほど伝送品質がよい。回線品質の取り決めを数値で書くための指標であり、電文単位でどれだけ誤りが出るかを見積もる計算の入口にもなる。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
実際の伝送路は、雑音・減衰・干渉によって符号の判定を一定の割合で必ず誤る。誤りをゼロにできない以上、設計側は「どれだけ誤るか」を数値で押さえ、その率に見合った誤り検出と再送、あるいは誤り訂正符号を選ぶことになる。回線を借りる側にとっては、事業者と品質水準を取り交わすための共通の物差しでもある。
具体例
1電文1,000オクテット(=8,000ビット)、ビット誤り率10のマイナス6乗の回線で10,000電文を送ると、誤りビットの期待値は 10,000×8,000×10⁻⁶=80。誤りが1つの電文に集中しないと見なせば、誤り電文はおよそ80通と概算できる。
試験での引っ掛け
オクテットとビットの換算を飛ばすと8倍ずれる。またビット誤り率は「誤ったビットの割合」であって「誤った電文の割合」ではないため、電文数へ換算するには1電文あたりのビット数を掛ける必要がある。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)
平均ビット誤り率が1×10⁻⁵の回線を用いて、200,000バイトのデータを100バイトずつの電文に分けて送信する。送信電文のうち、誤りが発生する電文の個数は平…
正解:16
要点:電文の誤り率はビット誤り率×電文のビット数で概算する
1電文は100バイト=800ビットなので、1電文に誤りが含まれる確率はおよそ800×1×10⁻⁵=8×10⁻³である。全体は200,000バイト÷100バイト=2,000電文なので、誤りを含む電文数の平均は2,000×8×10⁻³=16個となる。ビット数への換算を忘れないことが要点である。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(IPA)
平均ビット誤り率が1×10⁻⁵の回線を用いて、200,000バイトのデータを100バイトずつの電文に分けて送信する。送信電文のうち、誤りが発生する電文の個数は平…
正解:16
要点:誤り電文数=電文数×1電文のビット数×ビット誤り率
1電文は100バイト=800ビットで、200,000バイトのデータは 200,000÷100 = 2,000電文になる。1電文が誤りを含む確率はおおよそ 800ビット × 1×10⁻⁵ = 8×10⁻³。したがって誤りが発生する電文数の平均は 2,000 × 8×10⁻³ = 16個となる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 1. ネットワーク方式 > (6) 回線に関する計算に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。