MOS値とは?
MOS値とは、音声品質を1(非常に悪い)から5(非常に良い)の5段階で表す評価値。本来は多数の被験者による主観評価の平均だが、実務では遅延・ゆらぎ・損失率から計算で推定した値(推定MOS)が監視に使われる。おおむね4.0以上が良好、3.6を下回ると苦情が出やすいとされる。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では3回出題されています(2017年度〜2024年度)。
もすち
MOS値の意味
音声品質を1(非常に悪い)から5(非常に良い)の5段階で表す評価値。本来は多数の被験者による主観評価の平均だが、実務では遅延・ゆらぎ・損失率から計算で推定した値(推定MOS)が監視に使われる。おおむね4.0以上が良好、3.6を下回ると苦情が出やすいとされる。
MOS値の具体例
IP電話の品質監視では、通話ごとにRTCPの統計から損失率とゆらぎを取り、MOS値を推定して閾値割れの通話を記録する。無圧縮のG.711が理論上の上限に近い値を取るのに対し、圧縮率の高いコーデックは経路が完全でも符号化そのもので上限が下がる。
MOS値は試験でどう引っ掛けられる?
R値との関係を問われる。R値は0〜100の評価値で、MOS値へ換算する対応関係にあり、どちらも高いほど良品質だがスケールが異なる。また推定MOSは実際の聞こえ方そのものではなく、エコーや機器側の音響特性に起因する劣化は反映されない。
MOS値と関連する用語
MOS値が出た過去問
IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。
正解:R値
要点:R値は雑音・エコー・遅延から算出する音声品質指標
R値は、ITU-T G.107のEモデルで用いられる音声品質の評価値で、雑音、エコー、遅延、符号化による劣化などを数値化して総合的に算出する。0〜100程度の値をとり、大きいほど品質が良い。実際に人が聞いて評価するMOS値と対応付けられる。
出典:平成29年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。
正解:R値
要点:R値は雑音・エコー・遅延から計算する客観的な音声品質指標
R値は、ITU-T勧告G.107のEモデルで用いられる音声品質の評価値で、雑音、エコー、遅延、符号化による劣化などを数値化して減算的に積み上げ、0〜100程度の範囲で表す。ネットワークの測定値から計算で求められる客観指標であり、実際に人が聞いて評価するMOS値とは求め方が異なる。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。
正解:R値
要点:R値は雑音・エコー・遅延から算出する客観的音声品質指標
R値は、ITU-T勧告G.107のEモデルで用いられる音声品質の評価値である。雑音、エコー、遅延、符号化による劣化などの要因を数値化して差し引く形で算出し、0〜100程度の値で品質を表す。測定値から計算で求められる客観的な指標であり、人が実際に聴いて採点するMOS値とは性質が異なる。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。